構造計画研究所は、粒子法流体解析ソフトウェア「Particleworks for SOLIDWORKS」を発売した。3次元CADの環境上で、粒子法による流体解析のための解析条件の設定、計算、可視化のプロセスの操作ができる。
構造計画研究所は2019年2月1日、SOLIDWORKSアドインの粒子法流体解析ソフトウェア「Particleworks for SOLIDWORKS」を発売した。価格は、コマーシャル製品が240万円、製品保守が年間48万円だ。
Particleworks for SOLIDWORKSは、粒子法流体解析ソフトウェア「Particleworks」のエントリー製品として開発され、同社が国内総代理店として販売を手掛ける。同じく、2009年より同社が販売するParticleworksは、非圧縮性流体および自由表面を扱う手法MPS(Moving Particle Simulation)を用いたソフトウェアだ。
Particleworks for SOLIDWORKSは、3次元CAD「SOLIDWORKS」の環境上で、粒子法による流体解析を実行するための解析条件の設定、計算、可視化のプロセスの操作ができる。設計の上流工程におけるさまざまなケースを想定した設計アイデアの検証や、後工程でのリスク回避のサポートなどで、現場のより良い設計や効率的な生産に貢献するという。
SOLIDWORKS GUI上での入力パラメーターは必要な項目のみが選ばれており、最小限の操作で流体現象を考慮した設計検討のための高度なシミュレーションが容易にできる。解析ニーズが高い飛沫、攪拌、噴射に特化した機能を搭載した。
OSはWindows7かWindows10(SOLIDWORKSに準拠)、SOLIDWORKSは2017 SP4以上か2018 SP1以上に対応する。
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