今までのままではダメであることだけは間違いありません。
この記事は、2018年12月6日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
師走を迎え2018年も終わりを示しつつある中ですが、製造業を揺るがす品質不正問題はとどまることを知らない状況です。日産自動車やKYB、川金コアテック、日立化成、三菱電機子会社のトーカンなど、芋づる式にどんどんと不正発覚が続いています。同様の会見を2度も3度も開くケースも増えてきており、関連産業の混乱は広がりを見せています。
MONOistでは2018年の新年展望記事として「品質不正問題にどう立ち向かうのか、抜本的解決のカギはIoTと検査自動化」を掲載しました。なるべく早く抜本的対策に取り組み、この問題を長引かせてほしくないという思いからだったのですが、残念ながらその願いは1年たった今もかなっていないという状況です。
MONOistの中でこの問題を取材テーマとして掘り下げている担当編集は、検査不正の根本原因は以下の4つがあると指摘しています。
三菱電機子会社、不適切検査を発表――該当製品は253種783万個にも
日立化成の不適切検査がさらに拡大、新たに29製品で発覚【追記あり】
第2のダンパー不適切検査、「改ざんに指示なかった」が不正は続いた
KYBの不適切検査、見えてきたデータ改ざんを犯す動機
6年間で1800億円投資、生産現場に670人増員で再出発、日産の完成検査問題
品質不正問題にどう立ち向かうのか、抜本的解決のカギはIoTと検査自動化Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク