倉庫管理システムの機能を強化、物流KPIの分析や見える化に対応製造ITニュース

日本システムウエアは、同社の入出庫在庫管理システム「ORBIS-VI倉庫管理」の機能強化版の提供を開始した。新たに物流KPI(重要業績評価指標)分析機能を実装した他、製造業向けの機能を拡充した。

» 2017年05月12日 09時00分 公開
[MONOist]

 日本システムウエアは2017年4月25日、同社の倉庫管理システム「ORBIS(オービス)」シリーズの1つである、「ORBIS-VI倉庫管理」の機能強化版を提供開始した。新たに物流KPI(重要業績評価指標)分析機能を実装した他、製造業向けの機能を拡充した。

 ORBIS-VI倉庫管理は、製品の入出庫や在庫を管理するシステム。これまで、200社400ライセンス以上の導入実績を持つ。今回搭載された物流KPI分析機能では、ハンディターミナルの作業実績や在庫/入出庫伝票情報などを自動収集し、BIツールによる分析を可能にした。人時生産性や保管効率、在庫回転率などの物流KPIに関わる情報が可視化できるため、作業員の適切な配置や異常在庫などの課題を早期に把握できる。

 また、製造業や大手〜中堅倉庫業向けの機能を強化。OCRハンディターミナルへの対応をはじめ、入荷実績登録、分納、マルチピッキングなどハンディ機能を拡張した。他に、ロット逆転防止や出庫止めロットを考慮した引き当てなどの機能も備え、倉庫管理における作業効率の改善を支援する。

 同社では、今回の機能強化版で1年間で30件の販売を見込む。

photo 物流KPI分析フローイメージ図

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