PepperがIBMの人工知能「Watson」によって、データに隠された“意味”を把握する。
米IBMとソフトバンクロボティクスは2016年1月6日(米国時間)、共同でロボット「Pepper」に向けた「IBM Watson」を開発中であると発表した。IBM Watsonを搭載したPepperはWatsonのSDKを備えており、プリパッケージのAPIへアクセスすることを可能にすることからさまざまな分野や用途へ利用が可能となる。
IBM Watsonは人工知能の一種といえるものだが、同社の推進するコグニティブ(Cognitive:認知、認識)コンピューティングの中核を担うものであり、Pepperへの応用によって「データに隠された意味をPepperが把握する」状態の実現を狙う。
日本国内においては2015年2月に日本アイ・ビー・エムとソフトバンクテレコムが、IBM Watsonの開発と市場導入について合意しており、今回の発表はこちらを発展させたものといえる。また、この発表は日本でIBM Watsonを展開するというIBMとソフトバンクの戦略的な協業に基づいており、IBM Watsonの日本語化推進や開発者/サードパーティーエコシステム構築なども並行して行われる。
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