ダイハツ工業は、「東京モーターショー2013」で出展したコンセプトカー「DECA DECA(デカデカ)」をベースに開発を進めている、車両の全高が1835mmに達する新型軽自動車の技術概要を発表した。2014年11月に車名などを含めて正式に発表する予定。
ダイハツ工業は2014年9月29日、車両の全高が1835mmに達する新型軽自動車の技術概要を発表した。この新型軽自動車については、同年11月に車名などを含めて正式に発表する予定。
新型軽自動車は、「東京モーターショー2013」で出展したコンセプトカー「DECA DECA(デカデカ)」がベースになっている。「もっと軽にできること」をキーワードに、日常の乗用はもちろん、レジャーなど多用途に使える新ジャンルの軽自動車として開発が進められている。
新型軽自動車の特徴は4つ。1つ目は、軽自動車最大の室内空間となる「ウルトラスペース」だ。軽自動車の外形寸法は、全長が3400mm以下、全幅が1480mm以下、全高が2000mm以下という制限がある。全長と全幅については、既に制限いっぱいまで使っている軽自動車がほとんどだが、全高については、同社のスーパーハイトタイプの軽自動車である「タント」でも1750mmまでしか使っていない。ダイハツの新型軽自動車の全高は、タントを大きく上回る1835mmとなっている。これに合わせて車室内の高さも1455mmと軽自動車で最も広くなっている。「大人4人がゆったりと乗車でき、レジャー使用時に大人が車室内で着替えるときにも、窮屈に感じることなく着替えが可能な室内空間」(同社)だという。
地面からドア開口部上端までの高さは1700mmに達する。乗り降りの際に、子どもはかがむ必要がなく、大人や老人は腰を曲げずに楽な姿勢で乗り込むめるとしている。
2つ目は、見晴らしの良い運転席による「ファインビジョン」だ。運転席にドライバーが着座した際の目線の高さは1387mm。遠くまでしっかりと見通せるので、ドライバーは多くの情報を得られ、ゆとりある運転が可能になる。
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