バリ取って、リベット締めて、金型で曲げて――板金スカイツリー作ろ!親子でモノづくり体験(2/3 ページ)

» 2013年08月12日 00時00分 公開
[小林由美,MONOist]

金型を使ってパーツを曲げる

 次に、2種類の金型を使ってパーツを曲げる。

 1つは、ベテラン技術者の徳永高弘氏が設計した金型。こちらでは、ツリーの三角形状に沿った曲げを加工する。

ツリーの三角形状を作る金型
徳永高弘氏

 もう1つはけとばしによる加工。スタッフがアシストしながら子どもたちの手で作業を行う。

けとばしで作業する

ハンマーパンチは、少し怖いので……

 メタルツリーのアンテナとなる長いネジを締結するため、三角形状の頂点付近の丸穴にナットを圧入する。こちらは、ハンマーパンチによる作業。非常に大きな力が掛かって危険なため、ここでは子どもたちはペダルを踏むだけとなる。

スタッフがサポートしてハンマーパンチを操作

金型プライヤーを使って曲げる

 次は、金型プライヤーで展望台部分の形状を作り上げる。Rの大きさ違いで2種類ある。先ほどの金型のように、一回押せば形状が決まるものではなく、自分で少しずつ曲げていくため、これまでの作業と比べて難易度が高くなる。

展望台を作ろう

リベットを締める

 次に、リベット締めでメタルツリー本体の基本形状を組み立てる。大人でも体験したことがないという人は少なくないだろう。天井に下がっているエアガンの説明から始めた後、リベットガンにエアガンをセットして、空気の力でピンを引き抜く仕組みも説明する。

リベットガンの作業。皆さんはきちんと説明できますか?

 子どもたちは、リベットガンの操作に戸惑う様子なく、器用に作業をこなしていた。スタッフたちの説明通りに、次々とリベット締めしていけば、本体の基本形状が出来上がる。

組み立て

 これまで作ってきた部品を組み合わせれば、メタルツリーの出来上がり!

出来上がり!

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