東京エレクトロン デバイスは、マイクロソフトのモーションセンサー「Kinect for Windows」を活用した新しい組み込みシステムのアイデアを競う「Kinect for Windows コンテスト 2012」の開催を発表した。
東京エレクトロン デバイスは2012年7月23日、マイクロソフトのモーションセンサー「Kinect for Windows」を活用した組み込み機器の可能性を探る取り組みとして、「Kinect for Windows コンテスト 2012」の開催を発表した。
同コンテストでは、広くアイデアを募り、Kinect for Windowsを利用したシステムの商用化や組み込み機器化の可能性を探ると同時に、新たな需要・市場の創出を目指すという。現在、同コンテストの公式Webサイトがオープンしている。
Kinect for WindowsおよびKinect for Windows SDKを用いることで、人体の各部位の3次元位置情報や距離、音声認識といった機能を利用したアプリケーションを容易に開発できる。2012年2月の発売開始以来、Kinect for Windowsは、家庭用据え置き型ゲーム機「Xbox 360」用のKinectセンサーとは異なり、Windows搭載デバイスと組み合わせた“商用利用”が可能なことから、その可能性に注目が集まっている。
品名 | Kinect for Windows センサー |
---|---|
価格 | オープン価格/マイクロソフトストアでは2万4800円(税込) |
サイズ&重さ | サイズ(縦×横×高さ):65×280×70mm 重量600g |
保証期間 | 1年 |
同梱物 | Kinect for Windows センサー本体(ケーブル1.5m)、USB/電源ケーブル(長さ2.8m)、取扱説明書、保証書(パッケージに添付) |
対応OS | Windows 7、Windows Embedded Standard 7 |
PC本体(必要システム) | 注意:本製品の使用には、Kinect for Windows対応アプリケーションが必要 ・CPU:2.66GHz以上のデュアルコア、32ビット(x86)または64ビット(x64)プロセッサ ・接続ポート:USBポート(USB 2.0/他の機器との共有不可) ・メモリ:2Gバイト |
表1 「Kinect for Windows センサー」製品概要 |
同コンテストの作品応募締め切りは、2012年8月24日まで。参加資格は学生、企業問わず、個人でもチームでも参加できる。8月31日に書類による一次選考が行われ、9月14日に開催される最終選考会(場所:新宿パークタワー S棟24階 パークルーム)でグランプリを決定する。
最終選考会では、作品のプレゼンテーション(1作品10分程度)が行われ、その実用性や革新性(独創性)、将来性などを審査・採点。さらに、デモ(任意)が可能な場合は、その操作性や完成度により加点が行われ、グランプリを選出する。グランプリには賞金100万円が贈呈される他、副賞の用意もあるという。
なお、コンテストは一般公開され、無料で観覧することが可能だ(要事前登録)。参加・観覧に興味のある方は冒頭で紹介した公式Webサイトを確認してほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.