京都マイクロコンピュータは、同社の「PARTNER-CTRシリーズ」が任天堂の最新携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」用オフィシャル開発ツールとして採用されたことを発表した。
京都マイクロコンピュータは2011年4月11日、同社の「PARTNER-CTRシリーズ」が任天堂の最新携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」用オフィシャル開発ツールとして採用されたことを発表した。
PARTNER-CTRシリーズは、組み込み業界で実績のある「PARTNERシリーズ」をベースとしており、「デバッガ」「キャプチャー」「キャプチャーデバッガ」で構成される。
ソースコードデバッグ機能のほか、ニンテンドー3DS開発用の機能として、実機(ニンテンドー3DS)と同等のコントローラーで同じ操作を実現したり、フラッシュカードへの書き込み、ワイヤレス通信やPCとの連携を実現する機能を搭載している。また、静止画や動画の取り込みに対応し、実機画面を外部の大画面TVなどに出力する機能などが追加されたという。
今回の採用について、同社 代表取締役社長 山本彰一氏は次のようにコメントを寄せている。「当社のPARTNER-CTRシリーズが、ニンテンドー3DS用開発ツールとして採用された理由は、当社の技術力、組み込み開発環境プロバイダーとしての取り組み、そして実績が評価されたからだと理解しています。今後も、任天堂社との協業により、より優れた開発ツールを提供していきたいと思っております」(プレスリリースより抜粋)
なお、同社は、PARTNER-CTRシリーズがニンテンドー3DS用開発ツールに採用された今回の経験を、従来の組み込み開発ツール製品の強化にも生かし、ユーザーの開発ニーズにマッチした先進的な開発環境を引き続き提供していきたいとしている。
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