PTCは5月19日(米国時間)、エクスプリシットアプローチ(従来は「ノンヒストリー」や「ダイレクトモデリング」と呼ばれる)の設計ソリューションの最新バージョンであるCoCreate 2008を発表した。
CoCreate 2008では「日常業務の生産性向上」「繰り返し設計のスピードアップ」「設計変更の効率化」をポイントに機能を強化した。
日常業務の生産性向上としては、まずパターン機能を拡張。ユーザーガイダンスが強化され、不規則なパターンやパターン内の集合体を選択して抑制する新しいオプションが追加されている(画像1)。
また、作業環境の保存機能を向上した。3次元セッションにロードされているロックされたパーツ、アセンブリの複数のバージョンが存在していても、日々の作業環境や設計の代替案の保存ができる。
さらに、2次元図面を使って3次元設計情報を効果的に伝える2次元図面ビューを追加。シェーディングされたビューや写実的にレンダリングされた図面ビューが作成可能だ。(画像2)。
繰り返し設計のスピードアップとしては、サーフェイス編集機能を強化した。サーフェイスの特性を適用し、短時間での簡単なサーフェイス操作を可能としている。編集時に曲率、接線性、一致、連続性などの形状や境界条件を自動的に維持する(画像3)。
設計変更の効率化としては、断面を使った迅速な設計変更機能を加えたことで、円筒面形状の編集における繰り返し作業を軽減した。ほとんどの場合、一度の操作で完了させることが可能という。
同製品は2008年5月より発売予定。対応言語は英語、フランス語、ドイツ語、日本語、およびスペイン語。価格は基本構成で113万5000円(税別)。
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