米PTCは2008年1月17日、3次元 CAD/CAM/CAEソフトウェアの「Pro/ENGINEER Wildfire 4.0」を発表した。
今回は、「詳細設計」「設計アウトソーシング」「エレメカ設計機能(協調設計支援)」など多方面で機能強化を図った。
詳細設計機能としては、「Auto Round(オートラウンド)」が加わった。複雑な形状にも自動的にラウンド処理をすることができる。同社によれば、熟練ユーザーで20分を要する作業でも、Auto Round機能を使えば40秒で完了できるという。また、大規模アセンブリのパフォーマンスも改善された。さらに「Pro/ENGINEER Tolerance Analysis Extension(公差解析拡張モジュール)」では、幾何公差の変化や品質ばらつきをCAD上のモデルによって直接解析可能だ。
エレメカ協調設計の新機能としては「フラットケーブル」ツールがあり、フラットケーブルの追加や取り回しを自動で行える。また、「Pro/ENGINEER ECAD-MCAD Collaboration Extention(拡張モジュール)」では、基板設計CAD/機械設計CAD間において、中間ファイルを使った設計データ交換を可能にした。
ほかの新機能としては、「フィーチャー認識ツール」(インポートしたジオメトリをモデル内でフィーチャー変換できる)、知的財産管理・保護を行える「Pro/ENGINEER Rights Management Extension(権利管理拡張モジュール)」など。
Pro/ENGINEER Wildfire 4.0は2008年1月末より出荷開始予定。価格はPro/ENGINEER Foundation XE:1ライセンス98万5000円(本体価格、消費税別)より。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.