アルプス電気は、「MEDTEC Japan 2016」において、脈拍に加えて、動脈と静脈のヘモグロビン度、酸素飽和度を同時に測定できる「ウェアラブル近赤外分光センサ」を展示。体の各所にセンサーを軽く当てるだけで計測できるという“抵拘束”も特徴の1つだ。
ソシオネクストは、「MEDTEC Japan 2016」において、同社のシステムLSIを用いたモバイル連続血圧計ソリューション「viewphii CBP」のデモンストレーションを披露した。
ルネサス エレクトロニクスは、「MEDTEC Japan 2016」において、高精度に脈拍を測定できるソリューションを展示した。
村田製作所は、「MEDTEC Japan 2016」において、インプラント医療機器用の積層セラミックコンデンサを展示した。
TDKは、「MEDTEC Japan 2016」において、小型機器やカード型デバイスに最適な、電磁誘導方式のワイヤレス給電技術を披露。電磁誘導方式の課題だった、送電コイルと受電コイルの正確な位置合わせが不要であり、同時に複数台の機器へのワイヤレス給電も可能だという。
デンソーは、「MEDTEC Japan 2016」において、熱流センサー「ラフェスパ」を展示した。他社の熱流センサーと比較して4倍以上の感度で熱流を測定でき、同社の多層プリント基板技術「PALAP」により柔軟性も有している。
ルネサス エレクトロニクスは2020年にヘルスケア/医療機器市場で売上高150億円を達成すべく、2016年4月に専門部署を立ち上げ、同市場に対し高付加価値のシステム提案を強化する方針だ。
デンソーは、「MEDTEC Japan 2016」において、半導体を使用した高感度/薄型の熱流センサー「RAFESPA(ラフェスパ)」を披露する。従来は計測器メーカーに納入していた同製品をデンソーブランドで販売し、医療機器や自動車など開発時の熱解析が求められる分野に向けた提案を強化する。
太陽誘電は、医療機器設計/製造の展示会「MEDTEC Japan 2016」の出展概要を発表。「圧電圧力波センサ」や「機能性表面処理膜」などを披露する。
村田製作所は、「MEDTEC Japan 2016」において、インプラント機器用積層セラミックコンデンサなどを出展。バンド型ウェアラブル端末のデモ機も披露する。
ソシオネクストは、「MEDTEC Japan 2016」において、メディカル/ヘルスケア分野の新ソリューションとなる「モバイル連続血圧計ソリューション」「モバイル心電計ソリューション」を披露する。既存の「モバイル超音波ソリューション」とともに「viewphiiシリーズ」として展開する方針だ。
2016年4月20〜22日の3日間、医療機器設計/製造に関するアジア最大級の展示会「MEDTEC Japan 2016」が、東京ビッグサイトで開催される。2016年の出展社数は前年を上回る550社以上となる見込み。「グローバルネットワークを持つMEDTECならでは」という、米国と欧州の医療機器メーカーのトップエグゼクティブによる講演にも注目だ。
太陽誘電は、医療機器設計/製造の展示会「MEDTEC Japan 2015」において、同社が開発したインテリジェント圧電圧力波センサー「AYA-P」を使った脈波計測への適用事例を紹介した。加速度脈波の波形をリアルタイム計測できるので、血管年齢の測定が容易になるという。
村田製作所は、「MEDTEC Japan 2015」で、ベッドに取り付けるだけで脈拍数や呼吸数を検知できるセンサーを展示した。人間は、心臓が鼓動を打つ時に身体がわずかに振動する。同センサーは、ベッドを通して伝わってくる、そのわずかな動きを感知することができるという。
JMCは、「MEDTEC Japan 2015」において、医療モデルの3Dプリント出力サービスについて紹介した。最近では、工業用CTスキャナを使った、超精密3Dプリントも行っているという。
ソシオネクストは「MEDTEC Japan 2015」で超小型モバイル超音波測定機器「view phii」(ビューフィー)を展示した。病院でしか行えなかった超音波エコーの画像検査が、「片手で、手軽に」行えるようになる。まずはジムやエステなどの現場で、将来的には医療現場での展開を目指す。
帝人は、「MEDTEC Japan 2015」において、同社が注力している炭素繊維強化樹脂について、医療分野の採用事例を披露した。
アルプス電気は「MEDTEC Japan 2015」において、体に当てるだけで脈拍などを計測できるウェアラブル近赤外分光センサーや介護ロボット向けのフォースセンサーやBAW式ジャイロセンサーなどを展示した。
日本電波工業は、医療機器設計/製造の展示会「MEDTEC Japan 2015」(2015年4月22〜24日、東京ビッグサイト)において、超音波診断装置に使用される3次元(3D)プローブ(3D超音波プローブ)の新製品を展示した。
TDKは「MEDTEC Japan 2015」で、IC内蔵基板を活用したBluetooth LE通信モジュールなどを展示した。3.5mm角という超小型サイズを生かし、ばんそうこう型の体温/心拍モニタリング用端末など、さまざまな形状に応用できる可能性がある。
JSOLは、X線CTやMRIなどから得られる人体のデータをもとに3Dモデルを作成することができる3次元画像データ変換ツール/サーフェイスメッシュジェネレータ「Simpleware」のデモ展示を行った。また、Simplewareにアドオンして構造解析を行うための変形/応力解析ソフトウェア「+CAE」も紹介した。
アルプス電気は「MEDTEC Japan 2014」で、マイクロ流路などを医療向けに提案した。微細加工が必要なもので、同社が電子部品で培ってきた金型微細加工技術を、医療分野にも応用したい考えだ。
サイレックス・テクノロジーは、IEEE802.11ac Draft2.0対応の無線LANモジュール「SX-PCEAC」を展示した。大容量のデータをワイヤレスで高速に伝送することを可能とする。同社は国産メーカーとして、高い品質の無線LANモジュールを供給してきた。生体計測機器分野においても多くの導入事例を持つ。
ダッソー・システムズは「MEDTEC Japan 2014」で、心臓の3次元モデルを観察できるデモを行った。専用のペンを使うと、心臓のモデルを回転させたり、自分の方に“引き寄せて”観察したりできる。
村田製作所は、I2Cインタフェースを備えたRFID(Radio Frequency Identification)タグ用デバイス「マジックストラップ」(LXMS2HACNF-165)を展示した。医療・ヘルスケア機器のスマート化に向けて、最新の無線通信とセンシング技術を提案する。
日本メクトロンは、「フレキシブル触覚センサー」や「ストレッチャブルFPC」、「3D成形FPC」など、FPC(フレキシブルプリンテッドサーキット)ベースの新技術を参考出展した。特に、薄型のセンサー構造体をFPCに内蔵したフレキシブル触覚センサーや、このセンサーを用いて試作した触覚グローブが、来場者の注目を集めた。
タイコ エレクトロニクス ジャパンは「MEDTEC Japan 2014」において、カテーテルに使われる熱収縮チューブを展示した。カテーテル手術が先進医療として注目されていることから、カテーテルは今後大幅な成長が期待される分野である。
TDKは、「MEDTEC Japan 2014」において、4.6×5.6mmと小型のBluetooth Low Energy対応通信モジュールを使ったアクセサリータイプのウェアラブル機器や、振動で脈波をモニタリングする機器などを展示した。
ソニーは「MEDTEC Japan 2014」で、細胞分析用の装置を展示した。2013年に発売した「SP6800」は、細胞にレーザーを照射し、細胞の特性を見るもの。個々の細胞にレーザーを正確に当てる必要があり、DVDやBlu-rayで培ったレーザー技術を生かした装置になっている。
医療機器設計/製造の展示会「MEDTEC Japan 2014」(2014年4月9〜11日)におけるTDKのテーマは「デジタルヘルスケアに貢献する」だ。中でも注目は、「世界最小クラス」(同社)を実現したIC内蔵基板通信モジュールである。Bluetooth Low Energyに対応していて、ウェアラブル機器に適した製品だとしている。
医療機器設計/製造の展示会「MEDTEC Japan 2014」(2014年4月9〜11日)における村田製作所のテーマは「医療/ヘルスケアのスマート化」だ。2014年3月に発表したばかりのI2Cに対応したRFIDタグ用デバイスや、MEMSセンサー、微量物質を容易に検出できる金属メッシュデバイスなど、センシング技術や通信技術を中心に展示する。
ソニーは、眼科検査用の顕微鏡に取り付け、医師が見ている映像をフルHDで撮影するビデオカメラを発売する。角膜や水晶体などの映像を高精細に映し出すことができるので、検査や治療の他、研修や研究などの用途にも役立つとしている。
ここ数年、米国で使用される医療機器に対する、FDA(米国食品医薬品局)の査察の頻度が増えている。米国向けに医療機器を輸出する日本の医療機器メーカーにとって、査察の対応は、手順が複雑なこともあり、手間のかかる作業になっている。そうしたFDAの査察に対応するためのサービスを展開しているのが、UL Japanだ。
村田製作所の「マジックストラップ」(LXMS2HACNF-165)は、I2Cインタフェースを備えたSMDタイプのRFID(Radio Frequency Identification)タグ用デバイスである。同社が推奨する設計パターンを利用すると、RFIDアンテナの設計を独自に行った場合に比べて、設計に関わる労力や基板の専有面積を削減することが可能となる。
「Agilent Infiniium Zシリーズ」は、最大で40チャネル同時測定が可能で、63GHzのリアルタイム帯域幅を実現するオシロスコープである。「RealEdge」技術を搭載することで、75フェムト秒という低ジッタ測定フロアを実現しつつ、高周波領域の測定要求に対応している。
TDKは、無線LANで使用される2.4GHz帯と5GHz帯に対応した積層ダイプレクサとして1005サイズの製品を開発し、量産を開始したと発表した。積層ダイプレクサとして、1005サイズは「業界最小」(TDK)とする。
「MEDTEC Japan 2013」では、医療を進化させる多様なエレクトロニクス技術の提案が行われた。特にセンシング技術や画像処理関連技術などに注目が集まった。