ブラザー工業は、3Dデータから切削加工に必要なNCデータを自動生成するソフトウェア「THREEDIO」の無料モニター募集を開始した。CAMや加工の段取りに関する専門知識がなくても切削加工を行えるようにする。同社の開発部門では100人以上の設計者が活用しており、試作における納期を60%短縮したという。
ブラザー工業は2026年10月19日、開発中のNCデータ自動生成ソフトウェア「THREEDIO」の専用Webサイトを公開し、無料モニターの募集を開始したと発表した。モニター募集を通じて利用者を増やし、製品化に向けた改良を進める方針だ。
THREEDIOは、工作機械を用いて樹脂を中心とした切削加工を行う際に必要なNCデータを自動生成するソフトウェアだ。CAMや加工の段取りに関する専門知識を持たない作業者でも、3Dデータから加工に必要な情報を生成し、切削加工を行える。
また、加工の段取りを標準化した加工指示書も生成できる。これにより、加工業務を複数人で分担することが可能となり、熟練者や技術者の人材不足に悩む開発現場を支援する。
ブラザー工業では、プリンティング機器をはじめとする自社製品の開発部門において、既に100人以上の設計者がTHREEDIOを活用している。新製品開発や設計変更の際に、部品などを社内で試作できるようになり、納期を60%短縮。設計変更後の評価や複数案の比較が行いやすくなるなど、開発スピードの向上につながっているという。
現時点で対応する工作機械は、岩間工業所の「TAKMill」と、ローランド ディー.ジー.の「MDX-540」「MDX-50」となる。今後、対応機種を順次追加する計画だ。
THREEDIOは、ブラザー工業が新規事業の創出に向けて運用する社内インキュベーションシステム「BAtON」から生まれたアイデアを基に開発された。BAtONは、社員自身が欲しいと思うものや作りたいものを作る機会を提供する取り組みとなる。
なお、2026年10月26〜31日に東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」では、岩間工業所のブースにおいてTHREEDIOを参考出展する予定だ。
※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
約1.9kgで3000億パラメーターのLLMをローカル実行、日本HPの最新モバイルWS
2D図面から3D CADモデルを自動生成、AIエージェント開発実証が長野県の事業に採択
技術イラストのSVG編集工数を削減、「XVL Studio」最新版
Autodesk、FusionなどのAI機能を発表 設計作業の自動化や設計資産の再利用を支援
板金/切削の検図ノウハウを共有、加工限界チェックの33項目を無料公開
作る前に品質を決める――PFUの外観検査設計技術がNEDOテーマ2で第1位を受賞Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
メカ設計の記事ランキング