　Rockwell Automationは2023年11月1日、リアルタイムデータで作業を支援する「MagneMover LITE Operator Runtimeツール」を発表した。リニア搬送システム「MagneMover LITEインテリジェントコンベアシステム」の性能に関する新たな洞察を得られる。

　同ツールによるリアルタイムデータの提供により、生産工程を移動するキャリアを追跡し、詳細な診断を分析できる。リアルタイムデータで作業を支援するため、より迅速に意思決定し、潜在的な問題のトラブルシューティングに対応できる。

　また、デジタルツインソフトウェア「Emulate3D」からのデータを、さまざまなデバイスに提供。Emulate3Dソフトウェアモデルを表示したり、ソリューションレイアウト全体を簡易ビューでタッチ、ズーム、パンできる。直感的な使用が可能で、容易に問題解決、プロセス改善、生産目標の達成に必要なデータにアクセスできる。

　同ツールは、Emulate3Dソフトウェアポータルからダウンロードして使用可能だ。

⇒その他の「FAニュース」の記事はこちら

モーションシステムを更新、従来比で5倍の積載量を効率的に移動
Rockwell Automationは、カート内の製品を迅速に移動するモーションシステム「MagneMover LITEシステム」を更新した。従来比で5倍の積載量を移動でき、より大規模なアプリケーションをサポートする。
多様な包装に対応する食品、飲料業界向けリニア搬送システム
ロックウェル・オートメーションは、工作機械や食品、飲料業界向けに、リニア搬送システムの新シリーズ「iTRAK 5730小型リニア搬送システム」を発表した。独立型カートテクノロジーを採用し、多様な包装形態でさまざまな製品を包装できる。
三菱電機が国産リニア搬送システムを2024年投入へ、電気電子部品など主要市場に
三菱電機は「2023国際ロボット展」において、開発中のリニア搬送システムを参考出展した。2024年秋の発売を予定している。
盛り上がる「リニア搬送システム」、その期待と用途
「リニア搬送システム」が盛り上がりを見せている。制御技術の進化により、従来に比べて高速、高精度で個々の可動子を制御できることで、新たなモノづくりの実現ができるとされ、国内でもメーカーが相次いでいる。その期待と用途について解説する。