　発表したのは「Cub e:」「Dax e:」「ZOOMER e:」の3モデル。中国の電動二輪車の区分において、最高速度が最も低い「EB（Electric Bicycle）」に該当する。中国の若者にとって、EBは単なる移動手段にとどまらず、自己表現のツールとしても重視されているという。ホンダは2025年までにグローバルで電動二輪車を合計10モデル以上投入する計画で、この3モデルはその先駆けとなる。日本での販売は予定していない。

EBに該当する電動二輪車3モデルを発表した［クリックで拡大］出所：ホンダ

　走行距離はCub e:が65km以上、Dax e:が80km以上、ZOOMER e:が90km以上となっている。Cub e:はスーパーカブのクラシックな外観を継承した。モダンでレトロな丸型ライト、高解像度のディスプレイ計器、エネルギー回生システム、対向シリンダーディスクブレーキなどを装備している。

Cub e:とユーザーイメージ［クリックで拡大］出所：ホンダ

　Dax e:はダックスシリーズのT字型ボディーを取り入れた。二輪車と同等のフロントショックアブソーバーやディスクブレーキ、高強度の大径フレームによって、さまざまな走行ニーズに対応する。また、グリップ力の高い横滑り防止タイヤも採用した。

Dax e:とユーザーイメージ［クリックで拡大］出所：ホンダ

　ZOOMER e:はスチールパイプがむき出しのデザインで、前後にデュアルディスクブレーキを採用。リアのショックアブソーバーは5段階の調整が可能だとしている。Bluetoothによるロック解除やスマートキー、クルーズコントロール機能などにも対応している。

ZOOMER e:のユーザーイメージ［クリックで拡大］出所：ホンダ

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