製造業など各業界のベストプラクティスとAIを統合したソリューション製造ITニュース

DataRobotは、製造や金融、ヘルスケア、小売など各産業向けのベストプラクティスとAI機能を統合し、業界向けのパートナーシップ拡大までを一体化した包括的ソリューション「DataRobot AI Cloud for Industries」を発表した。

» 2022年05月10日 10時00分 公開
[MONOist]

 DataRobotは2022年4月22日、各業界特有のAI(人工知能)機能を備えた「DataRobot AI Cloud for Industries」を発表した。製造や金融、ヘルスケア、小売など各産業向けのベストプラクティスとAI機能を統合し、業界向けのパートナーシップ拡大までを一体化した包括的ソリューションとなる。

 AIクラウドプラットフォーム「DataRobot AI Cloud」をベースとし、顧客などへのサービス提供時に、AIを活用して業務の変革、成長機会の加速、リスク管理などを可能にする。製造業向けの「DataRobot AI Cloud for Manufacturing」、金融業向けの「DataRobot AI Cloud for Banking」、医療機関向けの「DataRobot AI Cloud for Healthcare」、小売業向けの「DataRobot AI Cloud for Retail」をそろえる。

 AI実現のための100以上のベストプラクティスを提供するほか、各業界のユースケースを対象にしたソリューションアクセラレーターやサードパーティー統合などにより、AIコンセプトから製品化までの工程を加速できる。また、クラウドやオンプレミス、エッジ上に展開可能な柔軟性も備える。ISO 27001をはじめとする各種プライバシー、セキュリティ認証とAIを組み合わせた活用も可能だ。

 製造業向けのDataRobot AI Cloud for Manufacturingでは、サプライチェーンや在庫予測、予防保全、品質保証を強化できる。例えば、AIで製品品質を確保しながら運用プロセスを効率化したり、出荷遅延を予測してサプライチェーンネットワーク遅延に備えることができる。

 同社は今後、DataRobot AI Cloud for Industriesをエネルギーやライフサイエンス、保険、政府、通信、メディアの各組織に拡大する予定だ。

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