老舗冷凍機器メーカーがベンチャーと仕掛ける“食”の革新製造マネジメント メルマガ 編集後記

“食”市場のスタートアップ、面白いですね

» 2021年06月15日 12時00分 公開
[池谷翼MONOist]

 この記事は、2021年6月15日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 コンビニエンスストアやスーパーマーケットでよく見かける、おにぎりや飲み物、弁当などの商品が陳列された冷凍/冷蔵用棚。こうした業務用冷凍、冷蔵機器の開発を手掛けるメーカーがフクシマガリレイです。50年以上前からこうした機器開発に取り組む同社は、間違いなく、この分野での老舗企業の1社だといえます。

 ただ、同社は従来の“食”の市場に閉塞感や課題感を覚えているようです。主要顧客であるスーパーマーケットなど小売業界は現在人手不足に直面しており、また、長期的には少子化による市場縮小への懸念が高まっています。これらの市場変化は、フクシマガリレイにもマイナス影響として波及する可能性があり、そのため打開策となるイノベーションの創出に取り組んでいるのです。

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