IBMとシーメンス、レッドハットがIIoTデータ活用に向け協業 : 製造マネジメントニュース
IBMは、産業用IoTデータを有効活用するためのハイブリッドクラウドに関して、SiemensおよびRedHadと協業する。SiemensのIIoTプラットフォーム「MindSphere」に「Red Hat OpenShift」を採用し、柔軟性を高める。
IBMは2021年3月11日、産業用IoT(IIoT)データを有効活用するためのハイブリッドクラウドに関して、Siemens(シーメンス)およびRedHad(レッドハット)と協業すると発表した。
今回の協業により、Siemens Digital Industries Softwareは、コンテナプラットフォーム「Red Hat OpenShift」上に構築されたIBMのオープンハイブリッドクラウドのアプローチを応用。シーメンスのIIoTプラットフォーム「MindSphere」にRed Hat OpenShiftを採用し、柔軟性を拡張させる。
KubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftを導入することで、MindSphereをプライベートクラウドでローカルに実行することも、ハイブリッドのマルチクラウドモデルを介して実行することもできる。
オンプレミスとクラウドのどちらで実行するかを選択可能になったことで、個々の運用ニーズに柔軟に対応する。また、ユーザーがデータを物理的に完全制御し、規制要件やデータプライバシーにも適切に対処できるようになる。
シーメンスがエッジコンピューティングの本格展開を日本で開始
シーメンスは2021年2月17日、製造現場でコンピューティングパワーをさまざまな用途で活用できるエッジコンピューティングソシューション「Industrial Edge」を日本で本格展開すると発表した。
日本のモノづくりDXはミドルアップミドルダウンで、日本式を訴求するシーメンス
シーメンスは2020年12月3日、日本において製造業のDX(デジタル変革)を推進し、CADやPLM(Product Lifecycle Management)などの製造系ソフトウェアと、PLC(Programmable Logic Controller)などのハードウェアを組み合わせた展開を強化する新戦略を発表した。
SAPと新たに提携、“真のデジタルスレッド”に向け拡張目指すシーメンスの戦略
ドイツのSiemens(シーメンス)は2020年7月16日、グローバルでのデジタルイベント「Digital Enterprise Virtual Summit」を開催。その中でシーメンスでデジタルインダストリー部門COO(Chief Operating Officer)を務めるヤン・ムロジク(Dr. Jan Mrosik)氏が「産業の未来を共に創る」をテーマに講演を行い、同社のデジタルエンタープライズ戦略や、SAPとの提携について説明した。
エッジ強化を再度打ち出したシーメンス、マインドスフィアは段階別提案へ
ドイツのSiemens(シーメンス)は、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、新たに「インダストリアルエッジデバイス」などエッジ領域の再強化に乗り出す方向性を打ち出した。また産業用IoTのOSを目指すIoT基盤「MindSphere(マインドスフィア)」は段階別提案を強化する方針を訴えた。
スマート工場は“分断”が課題、カギは「データ取得」を前提としたツールの充実
工場のスマート化への取り組みは2020年も広がりを見せているが、成果を生み出せているところはまだまだ少ない状況だ。その中で、先行企業と停滞企業の“分断”が進んでいる。新型コロナウイルス感染症(COVID−19)対応なども含めて2021年もスマート工場化への取り組みは加速する見込みだが、この“分断”を解消するような動きが広がる見込みだ。
スマートファクトリー化がなぜこれほど難しいのか、その整理の第一歩
インダストリー4.0やスマートファクトリー化が注目されてから既に5年以上が経過しています。積極的な取り組みを進める製造業がさまざまな実績を残していっているのにかかわらず、取り組みの意欲がすっかり下がってしまった企業も多く存在し2極化が進んでいるように感じています。そこであらためてスマートファクトリーについての考え方を整理し、分かりやすく紹介する。
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