車載ディスプレイ用カバーガラス生産拠点を中国に建設工場ニュース

AGCは、中国江蘇省の艾杰旭汽车玻璃(蘇州)に、大型3D、複雑形状の車載ディスプレイ用カバーガラス生産拠点を建設する。国外に生産拠点を置くことで、同社では、品質の高い製品をグローバルに提供できる体制が整う。

» 2019年10月08日 07時00分 公開
[MONOist]

 AGCは2019年9月12日、中国江蘇省の艾杰旭汽车玻璃(蘇州)に、大型3D、複雑形状の車載ディスプレイ用カバーガラス生産拠点を建設すると発表した。

 同社は2013年に、車載ディスプレイ用カバーガラスの一貫生産販売を開始。2017年からは、平面形状だけでなく、曲面形状のカバーガラスも生産・販売している。

 今回新設される拠点は、山形県米沢市のAGCディスプレイグラス米沢(平面形状)、神奈川県横浜市の京浜工場(曲面形状)に続く、第3の車載ディスプレイ用カバーガラス生産拠点となる。国外に生産拠点を置くことで、同社では、品質の高い製品をグローバルに提供できる体制が整う。さらに、京浜工場内には新デザイン、高機能ガラスを専門とする開発センターを設置して、コックピットデザインの変化に柔軟に対応していく。

 艾杰旭汽车玻璃は、光学薄膜コーティングから装飾印刷、複雑曲面の一体成形までの一貫生産ラインを備える。既に複数の車種向けに受注が決定しており、2022年から販売する。

photo AGC車載ディスプレイ用カバーガラス生産拠点(クリックで拡大) 出典:AGC

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