「Lumada Center Southeast Asia」は2018年9月に、タイのチョンブリ県にあるアマタシティ・チョンブリ工業団地内に開設された。タイおよびASEAN企業、タイへの進出企業が、IoTやAIなどを活用した産業のデジタル変革を進める協創の場とする。
タイでは「タイランド4.0」における経済転換の動きを進めていることを先述したが、タイ政府がこれらの重点分野の企業誘致を進め集積化を進めているのが、東部経済回廊(EEC)である。EECは、チョンブリ県とラヨーン県、チャチェンサオ県にまたがるが、「Lumada Center Southeast Asia」が設置されたアマタシティ・チョンブリ工業団地もこのEECの中核となる工業団地の1つだ。「Lumada Center Southeast Asia」は同工業団地に入ってすぐの好立地となっている。
設備としては、「IoTソリューションルーム」と「協創ルーム」の2つの空間を用意。「IoTソリューションルーム」は製造ラインを模した空間となっており、日立製作所が自社内など含めて以前から取り組んできたITとOTを活用したソリューション事例などを再現し、実際の動きなどを見ながら、IoT活用の方向性などを具体化していく。
「協創ルーム」はユーザーの抱えるビジネス課題の発見と分析、課題に対して提供可能なソリューションを議論する場として活用する。
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