コネクテッドカー向けの不正侵入検知・防御ソリューションを共同開発車載セキュリティ

トレンドマイクロとLuxoft Holdingは、コネクテッドカー向けのセキュリティソリューションにおいて協業を開始する。両社の技術力と知見を組み合わせ、自動車向けの不正侵入検知・防御ソリューションを共同開発する。

» 2019年04月26日 08時00分 公開
[MONOist]

 トレンドマイクロは2019年4月3日、コネクテッドカー向けのセキュリティソリューションについて、Luxoft Holding(Luxoft)と協業すると発表した。自動車向けの不正侵入検知・防御ソリューションを共同開発する。

 今回の協業により、トレンドマイクロのサイバーセキュリティに関する専門知識と、Luxoftの自動車分野における技術力、知見を組み合わせ、車載システムのデジタル化による新たな課題に取り組む。

 具体的には、機械学習により通信異常を検知する機能を搭載した、自動車向け不正侵入検知・防御ソリューションを提供する。機械学習で用いるデータは、車載技術の高度な検出メカニズムによって収集する。また、侵入検知技術では、データ分析・検知エンジンを採用。車載システムへの不正侵入に対して、高レベルな保護を実施する。

 同ソリューションにより、安全なV2X(Vehicle-to-Everything)通信を確保する他、電子制御装置(ECU)やセンサーなど自動車を構成する要素の安全な運用の確立を目指す。また、予防的な制御メカニズムにより、高レベルのサイバーセキュリティを提供する。こうした特徴を持つソリューションを活用することで、サイバー上の脅威を防ぐために必要な対策を製品に組み込むことができるとしている。

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