富士通九州システムズは、文書管理システムをクラウドサービスで提供する「GLOVIA smart ECM SaaS」の販売を開始した。紙文書やファイルサーバに蓄積した資産をクラウド上で安全に保管し、活用できる。
富士通九州システムズは2018年8月1日、文書管理システムをクラウドサービスで提供する「GLOVIA smart ECM SaaS」を発売した。紙文書やファイルサーバに蓄積した資産をクラウド上で安全に保管し、文書管理業務の効率化を支援する。
同社はこれまでオンプレミス型で文書管理システムを提供してきたが、クラウド化のニーズ拡大に伴い、累計約450セット以上の出荷実績を持つ「GLOVIA smart ECM」をクラウド化。同サービスを導入することで、文書検索業務を約20%短縮できるという(同社調べ)。
同サービスでは、サーバにアクセスするIPアドレスを限定することで、不要なアクセスを制御する。また、証跡管理により、いつ、誰が、どこから、どのファイルにアクセスしたかを確認できる。検索面では、各ファイル・フォルダに任意設定した属性項目での検索が可能。データ容量は1TBに対応する。
さらに、クラウドサーバ上に文書データを保管し、複数拠点でデータをバックアップする。災害時のデータ保全性に優れ、BCP(事業継続計画)対策を実現できる。
2種類のプランを用意し、小規模ユーザー向けの「スタンダード基本サービス」は初期配布が10 ID(オプションで100 IDまで利用可能)、10GB(オプションで110GBまで利用可能)。中~大規模ユーザー向けの「プロフェッショナル基本サービス」は初期配布が100 ID(オプションで1000 IDまで利用可能)、500GB(オプションで1TBまで利用可能)。月額価格は、スタンダードが7万円、プロフェッショナルが20万円となっている。
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