大和ハウス工業は、技術者の作業負担を軽減するため、CYBERDYNEのロボットスーツ「HAL腰タイプ作業支援用」を全国9カ所の工場に導入した。腰部にかかる負荷を軽減し、腰痛などの発生リスク低減につなげる。
大和ハウス工業は2018年4月10日、技術者の作業負担を軽減するため、CYBERDYNEが開発・製造するロボットスーツ「HAL腰タイプ作業支援用」を全国9カ所の工場に導入した。部材の集積やピッキング、梁の加工作業などで腰部にかかる負荷を軽減する。
同社はこれまで、工場で働く職方不足を改善するため、老朽化した工場を次世代環境配慮型工場に建て替えるなど、さまざまな作業環境整備を実施してきた。さらに今回、工場での労働環境整備の取り組みとして、作業支援用のロボットスーツを導入した。
同製品は、約3kgと軽量かつコンパクトで、長時間の装着に対応する。床から部材などを持ち上げるといった作業の際に、腰部にかかる負担を最大約4割低減できる。腰への負担を軽減するため、腰痛などの発生リスクも抑えることができる。
全国9工場に計30台を導入し、各工場あたり2〜4台を配置する。ロボットスーツの本体サイズは292×450×522mm、充電時間は約90分、動作時間は約180分だ。
同社は、今後も労働環境を改善するため、IoT(モノのインターネット)やロボットなどの先端技術の導入・採用を進めていくとしている。
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