コマツとオリックス・レンテックはドローン事業で提携し、「測量会社向け3次元測量業務支援サービス」の提供を開始する。ドローンなど測量機器のレンタルと、計測データの利活用に必要なソフトウェアをセットにしたパッケージサービスとなる。
コマツは2017年8月25日、オリックス・レンテックとドローン事業で提携したと発表した。両社は同年10月より、測量会社向けに「3次元測量業務支援サービス」の提供を開始する。
コマツは、建設現場の情報をICTでつなぐソリューション事業「スマートコンストラクション」を展開している。オリックス・レンテックは、ドローンの機体販売やレンタルサービスを手掛けている。
両社が提供する3次元測量業務支援サービスは、測量機器のレンタルと計測データ活用のためのソフトウェアを組み合わせたパッケージサービスだ。オリックス・レンテックがドローンやGNSSローバー(全地球衛星測位システム搭載の受信機)などの測量機器をコマツに提供し、コマツが3次元測量業務支援アプリケーション「UNISURVEY(ユニサーベイ)」とそれらの機器をセットにして提供する。
同サービスにより、測量会社のドローン導入におけるイニシャルコストや負担を軽減し、ソフトウェアが陳腐化するリスクの低減を図る。なおコマツは、同年10月より建設事業者向けの新プラットフォーム「LANDLOG(ランドログ)」を提供開始するが、UNISURVEYはLANDLOG上で運用される初のアプリケーションとなる。
両社は、建設現場が抱える労働力不足などの課題を解決し、建設現場の安全と生産性を高めるため、引き続きドローンによる測量を推進していく。
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