「第二EMCセンター」建築面積は655は平方m、延べ床面積が950平方mで建屋の高さは11.8mで、EMC試験サービスや製品安全試験サービス、車載EMC試験サービスなどを担う。
特徴の1つが、奥行き22×横幅13×高さ9mの10m法電波暗室である。自動車など大型設備のノイズ検査などを行える。周波数範囲は10kHz〜18GHzで、ターンテーブルを設置している他、給排水および排気設備を備えている。これにより自動車を稼働させた状態でのノイズ診断など、実稼働状況に近い状態での試験を行えるという。


 新設した10m法電波暗室の概要。(左)が10m法電波暗室の内部。壁一面に電波吸収体が敷き詰められている(中央)は搬入間口。3×3mで大型設備を導入可能だ。(右)がターンテーブル。外円の5mテーブルは3tの荷重が可能。内円の3mテーブルは1tの荷重が可能(クリックで拡大)
新設した10m法電波暗室の概要。(左)が10m法電波暗室の内部。壁一面に電波吸収体が敷き詰められている(中央)は搬入間口。3×3mで大型設備を導入可能だ。(右)がターンテーブル。外円の5mテーブルは3tの荷重が可能。内円の3mテーブルは1tの荷重が可能(クリックで拡大)

 (左)は地下施設の入り口。(中央)が地下設備の内部。機器の一部の部品などを機器を稼働した状態で試験する際に、試験に必要な部分を電波暗室内に入れ稼働に必要な残り部分を地下に設置し、分離した形で必要な部分だけの試験を行える。(右)は制御室。こちらで試験内容を確認しながら問題点を試行錯誤するという(クリックで拡大)
(左)は地下施設の入り口。(中央)が地下設備の内部。機器の一部の部品などを機器を稼働した状態で試験する際に、試験に必要な部分を電波暗室内に入れ稼働に必要な残り部分を地下に設置し、分離した形で必要な部分だけの試験を行える。(右)は制御室。こちらで試験内容を確認しながら問題点を試行錯誤するという(クリックで拡大)その他、ー10〜+80度、湿度20〜95%までの試験を行える2.5×3.5×2.7mの恒温恒湿室やECUなどの試験を行う車載用EMC試験設備なども用意している。
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