ディエスピーテクノロジが、モーターシミュレーションに必要なシステムを1ボックス化したモーター信号発生器「DT-1053」を発売する。高精度高速応答と「HILSの10分の1程度」の低価格が特徴だ。
ディエスピーテクノロジは、モーターシミュレーションに必要なシステムを1ボックス化したモーター信号発生器「DT-1053」を2015年度末より販売開始する。価格は未定だが、「モーターHILSの10分の1程度」(同社)の低価格での販売を予定しており、多バリエーションの必要なコントローラー試験や外部委託開発先への展開を低コストで行える。
新製品はモーターHILSを用いたシミュレーションシステムとは異なり、電源供給のみでモーターシミュレーションが可能なモーター信号発生器。独自開発した浮動小数点ユニットをFPGA(アルテラ Stratix III)に実装しており、線型モデルで1.5μs、非線形モデルで2μsの高速な電流応答と角度応答を可能としている。
モーターモデルの実装に関しては、データシート(線型モデル)およびJMAG-RT(非線形モデル)を同社にて行う他、導入先でWindows PCを使っての実装も可能だ(導入先での実装に利用するソフトウェアはオプション)。
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