Kibiroは学習したユーザーの好みをもとに、インターネットから情報を集め、レストランや本などを推薦してくれる。ただ、属性情報やキーワードで単純に検索しているのではなく、ユーザー感覚で探してくれるというのが特徴。場合によっては、ユーザー自身が気付いていないような意外な好みを見つけ出し、驚くようなこともあるという。
UBICの守本正宏社長は、Kibiroについて「万人にとっての良い答えでは無く、ユーザー個人にとっての良い答えを出してくれる」と説明。「新しい好みや新しい趣味など、まだ知らない自分を発見できる。これまでに無かった豊かな社会生活の形を作ってくれると期待している」とコメントした。
Kibiroはまず、公共/民間施設向けのレコメンドロボットとして導入を進める。2016年2月に実証実験を開始する予定で、現在、複数の事業者と協議しているところだという。本格導入は同年5月以降になる見込みだ。
2016年後半には、家庭向けへの販売を開始。価格は未定だが、本体費用の他、毎月のサービス利用料金や保守費用が必要になる料金体系を想定しているようだ。事業展開を担当するUBIC子会社Rappaの斎藤匠社長によれば、「リーズナブルな価格」を考えているとのことで、「10万円以内。可能なら半額くらいにしたい」との見通しを示した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.