「え? いつからそこにいたの?」――そんな、影の薄い存在、あなたの職場にいませんか? もしくは、あなた自身がそうでしょうか。「僕は影だ。でも影は光が強いほど濃くなり、光の白さを際立たせる」と前向きに生きていらっしゃる方はいいのですが……。
ばねは製品において、まさしくそんな存在といえましょう。“製品の黒子”として立派な役割を果たしているばねではありますが、あえてそこにスポットライトを当て、主役にしようと熱心に活動している方がいらっしゃいます。
五光発條の村井秀敏さんです。操業40年の歴史を持つ横浜のばね屋の社長さんです。
ばね製の帽子やメガネ、決まっていますね。このように村井さんは、ひとまず自分の身の回りの物をばね化することから始めているということでした。目指しているのは、「世界をばねで埋め尽くすこと」です。
同社の「Splink」というパーツでは、このようにさまざまな物を作ることができます(注:本当の自社商品です)。
あと、こんな物も、作っています。
自らの身体を張り、ばねの地位向上のために尽力する村井さんをたたえ、「ミスタースプリング」の称号を授けることにしました、……春なだけに。そんなミスプリの1年後は、果たして一体、どうなっているのでしょう。そして「世界をばねで埋め尽くす」というミスプリの野望は、どこまでかなえられるのか。今からとても心ぱ……、いいえ、楽しみです。
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「信州の眠らない暴走列車」設計会社のスワニーは、昨年の4月1日に「カンチョーマシーン」など、数々のおばかグッズを「寝ないで」作ってきてくださいました。
そこで披露してくださったグッズは、その後、「全日本製造業コマ大戦」でスワニーチームの演出グッズとして大活躍。「めんどくさい軍団」というポジションを確立しました。「寝ててもばれないマスク」は、あれからメッキが施され、神々しくなりました。
しかし、居眠り中に目立って、一体どうするつもりなのでしょうか。「働き過ぎ」アピールでしょうか。
2012年4月の企画以降も、同社は日夜、おばか製品作りに勤しみ続けてきました。今回はその1つを紹介します。
鼻ティッシュケース「橋爪良博バージョン」です。赤いティッシュを仕込んでおけば、鼻血を噴き出しているような感じになります。
こちらは3次元スキャナで取り込んだスワニーの社長である橋爪良博さんの顔の3次元データを利用して作られた製品です。3次元プリンタから出力し着色しました。
スワニー社員渾身の寸劇(橋爪さんが社員に泣かされる)もお楽しみください(以下の動画)。この製品の使用例をさりげなく説明しています。
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