ディジ インターナショナルが、Freescale i.MX53 ARM Cortex A8プロセッサ採用のワイヤレスモジュール「ConnectCore Wi-i.MX53」を発表
ディジ インターナショナルは2011年3月3日、フリースケール・セミコンダクタのi.MXプロセッサファミリーを採用したワイヤレスモジュール「ConnectCore Wi-i.MX53」を発表した。同社が提供するM2Mクラウドサービス「iDigiクラウド」に対応しており、クラウド接続されたワイヤレスマルチメディア機器を容易に開発できるという。
ConnectCore Wi-i.MX53は、同社が2009年11月に発表したConnectCore Wi-i.MX51をベースにしたもの。最大クロック周波数1GHzのFreescale i.MX53 ARM Cortex A8プロセッサを搭載した32ビットモジュールで、デュアル10/100Mbitイーサネットオプション、デュアルCANバス、150Mbps 802.11a/b/g/n無線LAN(電波法認証取得済み)、Health Device Profile対応Bluetooth 4.0コネクティビティを備えている。
また、内蔵パワーマネジメントIC、1080p/720pビデオデコーディング・エンコーディング、2D/3Dハードウェアアクセラレータ、デュアルディスプレイ/カメラ機能、工業温度対応、加速度計、Digi XBee ZigBeeコネクティビティなどのオプションも提供する。
「ハイエンドのプロセッシング能力と高解像度ビデオディスプレイ機能を必要とするマルチメディア製品の有線/無線ネットワーク化を実現する。ワイヤレス医療機器、セキュリティ/監視機器、工業機器、デジタルサイネージなどの開発に理想的」(同社)。
ソフトウェアプラットフォームとしてLinux/Android/Windows Embedded Compact 7用を用意。同社ワイヤレス設計部門によるFreescale i.MX53アプリケーションプロセッサ向けのカスタムメイドデザインサービスも提供するという。
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