「U-XVL」で大規模アセンブリをより表示しやすくラティス・テクノロジーの次世代3次元モデル軽量化技術に対応

» 2009年04月08日 00時00分 公開
[小林由美,@IT MONOist]

 ラティス・テクノロジーは2009年4月8日、3次元モデルデータ編集ソフト「XVL Studioシリーズ Ver. 8.1」を発表した。発売開始は4月10日から。

 3次元CADで作成したモデルデータは大規模なアセンブリではギガバイトを超えるデータとなる場合があり、画面表示も非常に困難になる。3次元CADのモデルデータをXVLに変換し、データを数百分の1レベルで圧縮し、表示しやすくすることができる。「XVL Studio」ではそのデータを読み取って編集が可能で、アニメーション定義や簡易なイラストレーションも作成できる。それらのデータは、デザインレビューや3次元画像を添付したマニュアル類の作成などに活用可能だ。

 Ver. 8.1では、同社が開発した新しいデータフォーマット「U-XVL」(V-XVL Ver.10)に対応した。「U」は「Unified」の頭文字。U-XVLは、従来のXVLと比べて2分の1程度まで軽量化できるという。大規模データの読み込み時のメモリ消費量も40%程度まで削減できるとしている。

 また今回から、デスクトップ向けグラフィックボード「NVIDIA Quadro FX」シリーズにも対応した。

 ラティス・テクノロジーのサイトにて、U-XVLのサンプルデータやプレーヤーがダウンロードができ、旧XVLとU-XVLとで大規模データを読み込んだ際の読み込み速度を計測して比較した動画も見られる。

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