日本デザイン振興会は「2026年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。「グッドデザイン金賞」(20件)の中から最高賞である「グッドデザイン大賞」に選出されたのは、ヤマハの専用マイク付きドラム拡張モジュール「EAD50」だ。ドラマー自身が収音や音づくりを行える機能と、楽器に自然になじむ造形、同社のビジョンとのつながりが評価された。
日本デザイン振興会は2026年10月15日、「2026年度グッドデザイン賞」の受賞発表会を開催した。審査対象5111件の中から1484件が受賞し、受賞企業数は1032社となった。「グッドデザイン金賞」に選ばれた20件の中から、最高賞の「グッドデザイン大賞」に輝いたのは、ヤマハの専用マイク付きドラム拡張モジュール「EAD50」だ。
発表会の冒頭、グッドデザイン賞の役割について、日本デザイン振興会 理事長の深野弘行氏は「優れたデザインを発見し、共有し、広めることで、経済や社会に力を与え、次の創造につなげることだ。さまざまな課題やニーズに向き合うデザインが互いに響き合い、次のグッドデザインを生み出す。この創造のサイクルを続けていくことこそが、私たちの目指すものだ」と語った。
グッドデザイン賞は1957年に始まり、2026年度で第70回を迎えた。製品や建築だけでなく、ソフトウェア、システム、サービス、地域の取り組みなど、形の有無を問わず幅広い対象を評価する制度となっている。
2026年度は、中川政七商店の元会長である中川淳氏を審査委員長に、川上典李子氏、鈴木元氏、原田祐馬氏を審査副委員長に迎え、約100人の審査委員による新たな審査体制で臨んだ。応募は約45の国と地域から集まり、日本が67%、海外が33%を占める。
審査委員会は、2026年6月3〜29日に書類による一次審査を実施し、8月5〜7日には幕張メッセで現物を確認する二次審査を行った。さらに、9月17日のベスト100プレゼンテーション審査と特別賞審査会を経て、大賞を含む特別賞を決定している。
選考では、全20カテゴリーから各5件、計100件を「グッドデザイン・ベスト100」に選定。その中から各カテゴリーで最も優れた1件、計20件をグッドデザイン金賞に選んだ。審査委員長と審査副委員長、各カテゴリーの審査を率いる審査ユニットリーダーが、この20件のプレゼンテーション審査を通じてグッドデザイン大賞を決定する仕組みだ。
発表会では、社会性や提案性、新規性、審美性などを総合的に高く評価した以下の20件(そのうち1件はヤマハのEAD50)を、グッドデザイン金賞として紹介した。
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