1万3000品番を動かすパナソニック最大の物流拠点、「京田辺」の現場力とは:パナソニック 国内物流革新の最前線(前編)(2/3 ページ)

» 2026年10月02日 06時00分 公開
[安藤照乃,MONOist]

1〜2階:GTPシャトルとコンベヤーによる自動化エリア

シャトル式自動倉庫によるピッキングステーションへの搬送[クリックで再生]

 1階に、ライティング系商品の保管エリアに加え、ピッキング作業を自動化するGTP(Goods to Person)シャトル式自動倉庫を導入している。奥のストックエリアには約6000個の折りたたみコンテナ(オリコン)を収納し、対象製品の入ったオリコンが自動でピッキングステーションへと搬送される仕組みだ。

約6000個のオリコン保管可能の自動倉庫 約6000個のオリコン保管可能の自動倉庫[クリックで拡大]
オリコンはシャトルで運ばれる オリコンはシャトルで運ばれる[クリックで拡大]

 ステーションは計10カ所設けられており、作業員はWMS(倉庫管理システム)の指示に従ってオーダーや方面別に商品をピッキングする。ピックアップされた商品はコンベヤーで同フロア内の検品/梱包(こんぽう)エリアへ送られ、処理を終えた後に仕分けエリアへと搬送される。

(左)自動で運ばれたオリコンは(右)ヒトが待つピッキングステーションへ到着[クリックで拡大]

 そこで方面別にパレットや台車へ積み付けられ、パレタイズ(ラップ巻きなどによる固定作業)を経て着車したトラックに積み込まれる。自動化設備の導入により、「従来のバラ積みピッキングで1時間当たり30行だった生産性は、150行へと向上している」(パナソニック オペレーショナルエクセレンスの説明員)という。

(左)検品と梱包を経て(右)トラックに積み込んで出荷される[クリックで拡大]

3階:高密度保管で5000パレットを収容する移動棚エリア

移動棚保管エリア[クリックで再生]

 3階は、高密度保管を可能にする移動棚保管エリアだ。

 フォークリフトが進入する際のみ通路を開く構造を採用し、通常の固定棚であれば3000パレットを配置するスペースに、約1.6倍となる5000パレットを保管できる。棚を動かす際に待ち時間が発生するため、同フロアではピッキング回数の少ない商品や、回転率の低い大ロットのリザーブ在庫を中心に保管することで作業効率の低下を防いでいる。

5000パレットが保管可能 5000パレットが保管可能[クリックで拡大]
棚の移動はスイッチで行う 棚の移動はスイッチで行う[クリックで拡大]

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