パロマ・リームホールディングスとゼネラルは、買収により一体経営となった相乗効果など、今後の事業展開や目指す姿などを説明した。
パロマ・リームホールディングスとゼネラルは2026年1月15日、今後の事業展開や目指す姿などを説明した。
パロマ・リームホールディングスは2025年8月22日にゼネラル(旧:富士通ゼネラル)を完全子会社化した。その後、富士通ゼネラルは2026年1月から商号をゼネラルに変更し、パロマ・リームホールディングスグループ企業として再出発を遂げている。会見では、両社によるシナジー効果や、ゼネラルが目指す方向性を紹介した。
パロマ・リームホールディングスは、ガス給湯器などを展開するパロマと、1988年にパロマが買収した米国の空調/給湯企業であるRheem Manufacturing Company(リーム)で構成され、2023年に持株会社制に移行する際に生まれた会社だ。今回のゼネラルの買収により、パロマ・リームホールディングス傘下に、パロマとリーム、ゼネラルの3社が並ぶ形となる。
ゼネラル買収の狙いについて代表取締役社長の小林弘明氏は、主に以下の4つの点を挙げる。
特に直近で大きいのが製品ラインアップの拡充だ。パロマ・リームホールディングスでは、従来はエアコン製品は、リームが展開していた北米向けのセントラルエアコン(ダクト式)が中心で、日本式の壁掛けエアコンは扱っていなかった。また、給湯器では、ガス給湯器やタンク式の電気給湯器は、パロマやリームが展開していたものの、ヒートポンプ式給湯器の製品ラインアップが弱かった。ゼネラルが傘下に加わることで、この壁掛け式エアコンとヒートポンプ式給湯器のラインアップが拡充され、グループで、空調と給湯のフルラインアップが展開できるようになった。
小林氏は「世界の傾向を見ると、日本式の壁掛けエアコンの市場が広がっている。その中で、日本メーカーが持つエアコン技術の本質のようなものを学ぶ必要があると考えていた。また、ガス給湯器の展開はしているもののヒートポンプ式給湯器の市場が大きくなる中で、対応を強化する必要があった。ゼネラルは両方を持つ。同じグループになることで、グループがもともと足りなかった部分を埋められる。また、エアコンメーカーがヒートポンプ式給湯器を展開しているケースはあるが、ガス給湯器までカバーしているところは少ない。そこで違いが生み出せる」と買収の意義について語る。
ゼネラルの参画によりパロマ・リームホールディングスの売り上げ規模は、2025年度(2025年12月期)で1.4兆円となる見込みだ。「これは完全子会社化が終わった8月以降のゼネラルの数値を加えたものであるため、1年間の実績を加えると大体1兆7000億円程度の売り上げ規模になるだろう」と小林氏は説明する。
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