「AIに仕事が奪われる」論の不毛さをボーカロイド経済圏で考えるモノづくり総合版メルマガ 編集後記

人と機械の関わり方そのものに新しい形が生まれると考えています。

» 2023年07月13日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2023年7月13日発行の「モノづくり総合版メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 生成AI(人工知能)への関心が製造業でも非常に高まっています。MONOistでも「ChatGPTを製造業でどう生かすか」というテーマで記事を増やしているところですが、AI活用が広がる中でたびたび議論になるのが「AIにより失われる仕事」です。危機感をあおるような報道なども目立ち、実際に取材などで接する中でも気にしている人が多いと感じています。ただ、AIと人の関係性は単純に仕事を奪い奪われるだけではないと感じる話がありました。それを考えさせられたのは、筆者の子どもとのボーカロイド(VOCALOID、ボカロ)についての会話がきっかけでした。

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