ウイングアーク1stは、同社のBIダッシュボード「MotionBoard」と、東芝デジタルソリューションズのものづくりIoTソリューション「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」が連携した作業分析支援テンプレートを開発した。
ウイングアーク1stは2021年7月2日、同社のBIダッシュボード「MotionBoard」と、東芝デジタルソリューションズのものづくりIoT(モノのインターネット)ソリューション「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ(Meister Apps)」が連携した作業分析支援テンプレートを発表した。Meister Appsの新サービスとして、東芝デジタルソリューションズが同日より提供を開始している。
Meister Appsは、現場作業員が装着したリストバンド型生体センサーやビーコン、スマートフォンなどから、作業エリアの位置と動作、発話などの情報を収集して可視化する。今回、製造現場の状況をリアルタイムに把握可能なMotionBoardと連携することで、Meister Appsで収集した情報を多面的に分析できるようにした。
新サービスの連携機能では、作業分析を支援する画面テンプレートを提供。MotionBoardの画面部品を利用して画面を構成することで、多面的なデータ分析に対応する。カスタマイズも可能で、現場の改善活動に合わせて利用できる。
アラートやレポート出力機能を備えており、問題となる作業箇所などを効率的に発見できる。また、複数現場の作業データがクラウド上で統合されるため、工場全体の状況把握や現場間での共有も容易だ。
ウイングアーク1stと東芝デジタルソリューションズは2020年11月に資本および業務提携を発表しており、今回は協業によるソリューションの第1弾となる。連携機能はオンプレ版、クラウド版ともにオプションサービスでの提供で、MotionBoardの画面テンプレートとライセンスがバンドルされる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.