IBMとVerizon Businessは、エッジコンピューティングおよび5G、AI分野で協業する。今後両社は、5Gとマルチアクセスエッジコンピューティング機能の開発で協力していく。
IBMは2020年7月16日、エッジコンピューティングおよび5G、AI(人工知能)分野でVerizon Business(Verizon)と協業すると発表した。今後両社は、5Gとマルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)機能の開発で協力していく。
今回の協業により、Verizonの高速5GやMEC機能、エッジでのIoT(モノのインターネット)デバイスおよびセンサーと、IBMのAI、ハイブリッドマルチクラウド、エッジコンピューティング、資産管理、運用連携などの専門知識を融合させる。
第1弾となるソリューションでは、Verizonの5GウルトラワイドバンドネットワークとMEC機能、ThingSpace IoTプラットフォーム、Critical Asset Sensorソリューションを活用する。IBMのAI「Watson」や「Maximo Monitor」と組み合わせて提供することで、システム異常の検出、特定、診断、対応、リアルタイムでの障害予測などを可能にする。
さらに、両社のソリューションを組み合わせ、製造業向けのコグニティブオートメーションなど、5GとMEC対応のユースケース策定にも取り組む。エッジコンピューティングでの応答時間の遅延を低減し、5Gによる低遅延、高速ダウンロード、大容量などにより、多数のデバイスとのリアルタイムでのやりとりの実現を目指す。これにより、遠隔操作ロボットやほぼリアルタイムのコグニティブビデオ分析、プラントオートメーションなどのアプリケーションが可能になるとしている。
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