KDDIは、海外で事業展開する法人向けのトータルITソリューション「KDDI GX Platform」の提供を開始した。IT環境への対応や人材の確保など、各国でのIT環境整備を一元的にサポートする。
KDDIは2019年1月18日、海外で事業展開する法人向けのトータルITソリューション「KDDI GX(Global Exchange)Platform」の提供を開始した。ネットワークやセキュリティ、RPA(Robotic Process Automation)、IoT(モノのインターネット)などのソリューションを一元的にサポートする。
海外での事業展開は、それぞれの国におけるIT環境への対応やIT人材の確保が課題となる。同サービスを利用することで、各国の共通サービスの利用や運用、管理のフルアウトソースが可能になる。人員配置の最適化やコストの最小化も図られるため、IT環境整備にかかるリソースを本業の事業拡大に投資できる。
主なサービス内容として、ネットワーク上のデバイスのモニタリング、メンテナンスサポート、IT作業の代行などを含む「KDDI managed service」、ルーティンワークを自動化するRPA関連のソリューションを提供する「UiPath with KDDI」がある。
他に、安全かつ安価なIoTサービスを提供する「SORACOM with KDDI」、クラウド型のセキュリティソリューション「Zscaler with KDDI」、エンドポイントのセキュリティ管理機能を提供する「KDDI Cloud Inventory」など、自社の環境に合わせて必要なサービスのみを利用できる。
サービス提供エリアは、KDDIシンガポールが管轄する、シンガポールやベトナム、タイ、インド、インドネシア、オーストラリアなどの11カ国から開始し、順次拡大していく。
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