オーディオ御三家に思う製造マネジメント メルマガ 編集後記

「変化にどう向き合うか」が大事。

» 2014年07月22日 13時00分 公開
[三島一孝,MONOist]

 この記事は、2014年7月22日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


オーディオ御三家に思う

 2014年7月9日、山水電気が破産しました。山水電気といえば、“オーディオ御三家”として、パイオニア、トリオ(現JVCケンウッド)と並び称された老舗オーディオメーカーでした。しかし、単品コンポーネントを組み合わせて高音質を追求する高級オーディオブームが終了し、市場が縮退。さらに、ラジカセなどの一般オーディオ製品への移行が進む中、経営が悪化。1990年以降は英国や香港のファンドから資本を受て経営を続けてきましたが、ファンド間の売買を繰り返すたびに、技術とブランドは損なわれていきました。

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