連載
» 2010年07月08日 00時00分 公開

次世代の組み込みエンジニアたちの挑戦Imagine Cup 2010 世界大会レポート(4)(2/2 ページ)

[八木沢篤,@IT MONOist]
前のページへ 1|2       

組み込み開発部門、ベスト6入りなるか?

 第2ラウンドが終了した数時間後、文化科学宮殿に設けられたステージで、組み込み開発部門の責任者を務めるScott Davis氏から決勝進出チームが発表された。

――韓国、ロシア、イギリス、フランス、台湾、ルーマニア。

 次々に決勝進出6チームがコールされたが、そこに「日本」は含まれていなかった……。

 残念ながら、CLFSは第2ラウンド敗退となってしまった。展示ブースを回ってみて、確かに韓国、台湾はソリューションの完成度から勝ち上がりそうな気がしていたが、日本も決して負けていなかったように思う。実際、メディア向け展示では、各国のマスコミやほかの出場国の学生たちが群がる盛況ぶりだっただけに、残念でならない。差があったとすればプレゼンテーションなのか……。


組み込み開発部門で決勝進出を決めた各国代表チーム 画像12 組み込み開発部門で決勝進出を決めた各国代表チーム
Scott Davis氏 画像13 組み込み開発部門優勝チームに贈られるチャンピオンベルトを掲げる組み込み開発部門 責任者のScott Davis氏
メディア向け展示での盛況ぶり 画像14 メディア向け展示での盛況ぶり。多くの見学者が興味を示していただけに残念でならない

 発表を聞いた直後、リーダーの有賀氏は「悔しい。初戦敗退した昨年よりも悔しい。あそこにもう1度登りたかった」とステージを見つめ、それでも決勝進出チームを拍手で祝福した。

決勝進出チームへ拍手を贈るCLFSのメンバー 画像15 決勝進出チームへ拍手を贈るCLFSのメンバー

 これで日本代表チームの競技は終わった。

 しかし、Imagine Cupの本来の目的は優劣を付けることではなく、コンテストを通じて国際力・総合力を身に付けることだ。前回大会でどこか頼りなかった有賀氏が今年は立派にチームを引っ張り、リーダーとしてたくましく成長した姿がまさにその答えといえるのではないだろうか。また、今回はじめて参加したLydia氏、久野氏や第1ラウンドで敗退した筑波大学付属駒場高等学校のチーム「PAKEN」の面々もこの大会で大きく成長し、われわれをいつも驚かせてくれた。今年のImagine Cupは、例年以上に学生たちの成長・団結力が成果として現れた非常に良い大会だったと思う。

 なお、その後の日本代表の様子、決勝戦や閉会式の模様は引き続きマイクロソフト アカデミック ポータルに記載されているImagine Cup日本チームのTwitterアカウント「@ImagineCupJP」、およびUstreamから確認できる予定だ。こちらも併せてご覧いただきたい。(次回に続く



前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.