高効率化に向けて、最新のモーター駆動/制御技術が集結した展示会「TECHNO-FRONTIER 2016 第34回モータ技術展」の中でも、ひときわ大きな注目を集めたのが2016年2月にAvago Technologiesから社名変更したBroadcomのブースだ。ここでは、注目を集めたSiC/GaNパワーデバイスに対応する次世代型アイソレーションデバイスや新コンセプトのエンコーダーなど、新生Broadcomのモーター駆動/制御向けデバイスを詳しく紹介していこう。
GaNパワートランジスタの本格的な普及が始まった。長く実用化を阻んできた品質/信頼性面の課題がクリアされ、2015年から量産がスタートした。従来のシリコンパワートランジスタを大きく上回る高い変換効率を求め、サーバやエアコンの電源、太陽光発電パワーコンディショナーへの搭載が進んでいる。“次世代パワーデバイス”から“実用的な最新パワーデバイス”へと進化したGaNパワーデバイスを紹介していこう。
佐竹製作所発のベンチャー企業であるタッチエンスは、3次元方向の検出が可能なスポンジ型センサーを展示した。触ったときの感触が良いため、人とロボットの接点などに応用できるという。
さまざまな非接触給電・充電(無線充電)システムの展示が「TECHNO-FRONTIER 2016」(2016年4月20〜22日/幕張メッセ)に集まった。ダイフクは電動フォークリフト向けの非接触充電システムを展示。世界初の実用化だと主張する。メートル単位の電力伝送が可能な「磁界共鳴方式」との違いなど、技術の内容を中心に特徴を紹介する。
リニアテクノロジーは、「テクノフロンティア 2016」で、電源モジュール「μModule」とPSM(Power System Management)製品による大規模FPGA向け電源ソリューションなどを提案した。
ニチコンは、「TECHNO-FRONTIER 2016」(2016年4月20〜22日/幕張メッセ)で、定格電圧600Vと「業界最小」(同社)という小型サイズを実現したアルミ電解コンデンサーを展示した。
三菱電機は、「テクノフロンティア 2016」で、SiC(炭化ケイ素)パワーモジュール製品について、主な用途別に最新のフルSiC IPM(Intelligent Power Module)/PFC(Power Factor Module)などを紹介した。
サンケン電気は、「TECHNO-FRONTIER 2016」(2016年4月20〜22日/幕張メッセ)で、サーミスター内蔵3相モータードライバIC「SCM3600C」シリーズを展示した。競合他社の製品にはない、デッドタイムを短くすることができる「上下同時ON防止機能」を搭載しているという。
ロームは、「TECHNO-FRONTIER 2016」(2016年4月20〜22日/幕張メッセ)で、Wi-SUN/EnOceanの通信モジュールを使用したモニタリングデモを展示した。注目は既存のWi-Fiルーターに挿すだけで、Wi-SUNに対応するUSBドングル。2016年中に量産開始予定という。
ダイヘンは「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2016」(2016年4月20〜22日、幕張メッセ)において、磁界共鳴方式を採用したワイヤレス給電システム「D-Broad」を搭載した無人搬送台車(AGV)を紹介した。
日置電機は、テクノフロンティア 2016(2016年4月20〜22日)で、2017年発売予定の金属非接触電圧プローブを公開した。
ジェイテクトは、エレクトロニクス・メカトロニクスの展示会「テクノフロンティア2016」(2016年4月20〜22日、幕張メッセ)において、製造現場におけるIoT活用を実現する技術として、異業種間を結べるインタフェース「TOYOPUC-PLUS」を紹介した。
日立産機システムは、エレクトロニクス・メカトロニクスの展示会「テクノフロンティア2016」(2016年4月20〜22日、幕張メッセ)において、IoT対応産業用コントローラーを核に、つながる製造現場のデモを披露した。
オン・セミコンダクターは、2016年4月20〜22日に千葉・幕張メッセで開催される「TECHNO-FRONTIER 2016(テクノフロンティア)」で、高効率と省スペース化に貢献する民生機器、産業用機器やIoTデバイス向けの各種電源/バッテリー/モーター向けの設計ソリューションを展示する。
サンケン電気は、2016年4月20〜22日に千葉・幕張メッセで開催される「TECHNO-FRONTIER 2016(テクノフロンティア)」で、エコと省エネをキーワードに最先端のパワー半導体から電源/大型電源機器まで、同社のソリューションをアプリケーションごとに展示する。
ロームは、2016年4月20〜22日に千葉・幕張メッセで開催される「TECHNO-FRONTIER 2016(テクノフロンティア)」で、同社のアナログパワー技術を駆使した製品を展開する。今回はIoTを特に注力し、Wi-SUN規格とセンサーを使用したモニタリングデモを始めて出展するという。
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、2016年4月20〜22日に千葉・幕張メッセで開催される「TECHNO-FRONTIER 2016(テクノフロンティア)」で、モーター駆動システムや、インバーター回路の開発をサポートするデジタルオシロスコープ/解析パッケージを展示する。
日置電機は、2016年4月20〜22日に千葉・幕張メッセで開催される「TECHNO-FRONTIER 2016(テクノフロンティア)」で、リアクトル測定の課題を解決する高確度/広帯域電力パワーアナライザー「PW6001」とワイヤレス電力伝送(WPT)評価システム「TS2400」などを展示する。
東芝産業機器システムは「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」において、「高効率同期リラクタンスモータ」を参考出展した。リラクタンストルクを最大限に活用することで、永久磁石を使用せずに国際高効率規格でIE5相当の高効率を実現できるという。
オリエンタルモーターは「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」で、ステッピングモーターユニット「αSTEP AZシリーズ」を展示。同社独自開発のバッテリーレスな機械式センサーの搭載により、外部センサーを使わずに高精度な原点復帰を可能にしている。
三協(TECO JAPAN)は「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」において、スマートフォンを利用した産業用モーターの遠隔管理システム「TECO IE3 スマートモータ」を展示。モーターの稼働状況をリアルタイムに把握することで、異常の早期発見や設備メンテナンスの効率化に貢献するという。
amsは、「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20〜22日、千葉・幕張メッセ)で、磁気ポジションセンサーICを中心に、車載制御システムやロボットなどにおけるモータ制御の応用事例をデモ展示した。
日本アルテラは、「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20〜22日、千葉・幕張メッセ)で、「Generation 10 FPGA」向けデジタル電源を紹介した。供給する電圧をFPGAチップごとに最適化することで、消費電力を最大40%節減することができる。
アルプス電気は、「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20〜22日、千葉・幕張メッセ)で、マイコンと環境センサー、無線通信チップを搭載したモジュールを組み込んだ「IoT Smart Module」を展示した。「CEATEC JAPAN 2014」で同モジュールの引き合いが多かったので、モジュールだけでなく、それを組み込んだ機器として発売しようと決断したという。
ベッコフオートメーションは「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」で、EtherCATの強みを生かしたリニア搬送システム「XTS」の新たな用途提案を行った。
Integrated Device Technology(IDT)は、「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20〜22日、千葉・幕張メッセ)で、プログラマブルクロックジェネレータやパワーマネジメントICなどを展示した。
コマツは「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」内で開催されている「国際ドローン展」に出典。2015年2月から提供を開始した「スマートコンストラクション」を紹介した。
日立産機システムは「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」で、2014年7月に発表した、国際高効率規格でIE5相当を達成するアモルファスモーターを出展。既に受注販売により、販売実績が生まれていることを明らかにした。
TDKは、実装面積がわずか1インチ(2.5cm)角の絶縁型DC-DCコンバータや、DC入力電圧範囲の下限値を80Vまで下げたユニット型電源などを展示した。さらに、電源シリーズの拡大に力を入れる同社は、今後2016年春にかけて発表する予定の各種電源も披露している。
オン・セミコンダクターは、「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20〜22日、千葉・幕張メッセ)で、「GaN FETソリューション」や「DTC(Direct Torque Control)+SVM(Space Vector Modulation)方式によるモータードライバの提案」などを行った。
トランスフォーム・ジャパンは「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア 2014)で、窒化ガリウム(GaN) HEMTを搭載した一体型PC向け電源、単相インバータなどの評価ボードを展示した。
横河メータ&インスツルメンツは「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア 2014)で、電力測定器や波形測定器の最新製品群を展示した。電力計とオシロスコープの長所を併せ持つ電力測定器「プレシジョンパワースコープ PX8000」は、無線給電やロボットといった分野で高い評価を得ているという。
TECHNO-FRONTIER 2014(テクノフロンティア 2014)では、昨年に引き続き無線給電技術が大きな注目を集めていた。ここでは、その一部を紹介する。
ドイツの半導体メーカーであるiC-Hausは、「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で分解能46ビットの磁気式エンコーダソリューションを公開した。
インフィニオンテクノロジーズは、「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)において、パワーデバイス向けの先端パッケージ技術やこの技術を用いたDC-DCコンバータIC、LEDドライバIC、産業用IGBT、バッテリ管理用ICなどを展示した。
インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)、「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)において、小型IPM(インテリジェントパワーモジュール)「μIPM-DIP」ファミリや、第2世代IPM「IRAM Gen2」ファミリを紹介した。また、GaN(窒化ガリウム)によるパワー半導体の開発ロードマップなども示した。
「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア) 2014」(2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)において、産業用モーターメーカー各社は2015年春に施行される「トップランナー基準」に対応した、プレミアム効率(IE3)モーターを展示するとともに、高効率モーターの利点を訴えた。
東光は、「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で、自動車のスマートエントリーシステムで使用されるLF(長波)帯のアンテナとして薄さ0.32mmを実現した超薄型無指向アンテナを公開した。
アルテラは、電源製品群「Enpirion」として20nmプロセス採用FPGA「Arria10」をはじめとしたプログラマブルデバイスや、最先端プロセス採用プロセッサ/SoCなどに適したフルデジタル制御方式のDC-DCコントローラ「ED8101」を「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で公開した。
アバゴ・テクノロジーは「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で、3チャンネルエンコーダセンサーの新製品を2種展示した。4倍、8倍、16倍の逓倍(ていばい)が可能なものと、アナログ信号をそのまま出力できるものがある。後者を外付けの逓倍器と組み合わせれば、200倍、800倍など高い逓倍数を実現でき、低コストで分解能を上げることが可能になる。
NECトーキンは、「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)において、クランプ型および貫通型の電流センサーを展示した。
リニアテクノロジーは「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で、AC電源の代替電源として注目されているPoE(Power over Ethernet)のデモを行った。同社がデモをしたのはLTPoE++で、これは10ギガビット/秒(Gbps)のデータ通信と最大90Wの電力を給電できるものである。