いまさら聞けない エンジン設計入門

原油は枯渇へ向かい、環境の法規制も厳しくなったいま、ガソリンエンジンの利用は限界か!? だが次世代技術にも課題がある。

かつては、バルブタイミングを自在に変化させることは非常識だといわれた。それを打ち破ったのがVTCだ。

バルブタイミングとは一般的にカムシャフトのカム山の形状を指す、つまりカムプロフィールが中心になる……と思っている？

ローラーチェーンは精度が悪いし、音がうるさい。そんな問題を解消すべくタイミングベルトは生まれた。そして、いまは……。

「DOHCエンジンの方が高性能、高効率」というのは本当だろうか？ DOHCとSOHCの利点と欠点を比較してみた。

バルブ設計はエンジン効率に大きく響く。ポンピングロスをなくすためには、スロットルバルブをなくせばよいのだが。

クランクシャフトのベアリングが焼き付かないよう、メタル嵌合（かんごう）により適切なオイルクリアランスに追い込む。

特殊鋼と同等の強度を持ち、さらに鉄の60％という軽さを持つチタンが理想的な素材としてコンロッドに採用されることがある。

直列4気筒やV型6気筒のメリットは、どんなことだろうか。またBMWがあえて、直列6気筒にこだわってきた理由とは？

ピストンリングは一見ただのリングだが、エンジン性能を高めるためのたくさんのノウハウが詰まっていて、設計の難易度も高い。

「新品やのにめっちゃ傷だらけっすよ！」「あほか！」――ピストンやシリンダにわざわざスジを入れる理由をきちんと理解している？