プラントなどのバルブの健全性を診断するクラウドサービスを提供開始製造ITニュース

アズビルは、プラントや工場で稼働するバルブの健全性の診断結果を可視化するクラウドサービス「Dx Valve Cloud Service」の提供を開始した。ユーザーは状態基準保全を考慮したメンテナンス計画を容易に立案できるようになる。

» 2020年12月09日 09時00分 公開
[MONOist]

 アズビルは2020年11月20日、プラントや工場で稼働するバルブの健全性の診断結果を可視化するクラウドサービス「Dx Valve Cloud Service」の提供を開始した。価格は、診断対象のバルブ16台までの最小構成で年間48万円からとなる。

 同サービスのコンセプトは、「必要なトキに」「必要なカタチで」「必要なシーン」で行うバルブの健康診断だ。バルブ異常兆候発生時や保全計画立案時に確認し、Webダッシュボードやレポートで確認。診断した結果は、事務所、現場、テレワークなど、どこでも確認できる。

 また、バルブの稼働データをクラウドに自動送信して解析する。従来は開放点検が必要だったバルブの異常や早期発見が、クラウド上のWebアプリケーションから確認できるようになる。ダッシュボードなどで診断結果を可視化できるため、これまで必要だったデータ解析や診断などの経験やノウハウも不要になる。

 これにより、ユーザーは状態基準保全を考慮した最適なメンテナンス計画を容易に立案できるようになる。

キャプション サービスコンセプト(クリックで拡大) 出典:アズビル

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