ウフルは、安全、安心なデータ流通の実現に向けて、LayerXと協業する。両社は今後、安全、安心なデータの条件を5段階で定義した「5-Star Trusted Data」を実現するためのデータ流通基盤作りを進める。
ウフルは2020年8月3日、安全、安心なデータ流通の実現に向け、LayerXと協業すると発表した。両社は今後、IoT(モノのインターネット)やブロックチェーンで協業していく。
ウフルはこれまで、スマートシティーやサプライチェーンに関連する多数のIoTプロジェクトを、センサーおよびデバイスメーカーと共同で進めてきた。また、センサーなどの製造工程からソフトウェアの改変まで継続的に監査可能な状態を保ち、デバイスの信頼性を担保する技術に関する知財を獲得している。
一方、LayerXは、スマートシティー分野などの研究開発を官民共同で行う「LayerX Labs」を同年8月に設立。スマートシティーでは組織間のデータ共有と活用において、データの秘匿性や匿名性の確保が重要になるため、ブロックチェーンの次世代プライバシー保護技術「Anonify」などの開発を推進している。Anonifyは、プロセッサのセキュリティ機能であるTEE(Trusted Execution Environment)を活用している。
両社は今回、信頼できるデータを流通させ、安全、安心なデータ流通を実現するために協業に合意。IoTやブロックチェーンに関する強みを生かして、安全、安心なデータの条件を5段階で定義した「5-Star Trusted Data」を実現するためのデータ流通基盤作りを進める。
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