マクニカネットワークスは、LPWAネットワークを用いた、工場やビル向けの振動診断パッケージ製品の提供を開始した。LPWAネットワークを利用してデータを収集するため、従来は同様のソリューション導入時に必要だった構内配線が不要になる。
マクニカネットワークスは2020年6月2日、LPWA(Low Power Wide Area)ネットワークを用いた、工場やビル向けの振動診断パッケージ製品を発売した。配線不要の振動センサー、LoRaWANネットワークサーバ、ゲートウェイ、管理アプリケーションで構成される。
無線振動センサーは、LPWA対応で、3軸加速度センサーと温度センサーを内蔵する。LPWAの1種であるLoRaWAN通信を介して、あらかじめセンサーを設置した回転機械の振動や表面温度の情報を定期的に収集する。収集したデータは専用のアプリケーションから確認でき、異常時にはメールやSMSでアラート通知する。
LPWAネットワークを利用してデータを収集するため、従来は同様のソリューション導入時に必要だった、構内配線が不要になる。免許不要のサブギガ(日本では920MHz)帯を利用しており、任意の場所にいつでもインフラを構築できる。
振動センサーのサイズは84.7×48.3mm。マグネットまたはネジ止めによって設置できる。同社の「Digital Synergy Factory」サービスの1つとして提供する。
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