UWFのオーバーレイは、RAMオーバーレイとDiskオーバーレイの2つのタイプが提供されています。
RAMオーバーレイは、書き込みをメモリにリダイレクトします。RAMを消費するため、オーバーレイが枯渇するとOSの再起動が必要になるなどの注意が必要です。しかし、UWFを利用するほとんどの機器がRAMオーバーレイを利用すると思われます。
Diskオーバーレイは、リダイレクト先をディスクの空領域にリダイレクトします。RAMを消費しないためシステムとしては安定しやすいですが、代わりにSSDやCFastなどのディスクの延命効果がなくなります。
UWFを設定する方式は以下の2つあります。
今回はUWFを簡単に有効にするためuwfmgr.exeを利用します。管理者権限のコマンドプロンプトを起動しuwfmgrを起動してみてください。uwfmgr.exeはUWFの設定と状態を表示するためのコマンドです。
このuwfmgrを利用してUWFを設定していきます。
上記の手順でUWFが有効になります。次に、管理者権限のコマンドプロンプトを再度開き、以下を起動してみてください。
すると、現在のオーバーレイの消費量が表示されます。UWFは、保護対象となるボリュームへの書き込み動作をオーバーレイ領域にリダイレクトします。オーバーレイ領域は、デフォルトで1024MBが割り当てられています。このオーバーレイ領域を超える書き込みが発生するようなシステムでは、UWFの設計が不十分となります。
UWFを適用するシステムでは、システムの評価時にオーバーレイ領域の消費量を常に確認し、保護対象ボリュームへの書き込み動作を把握する必要があります。
UWFでは、フィルター対象としないためにファイル・レジストリを除外指定することができます。ただし、制限として以下のフォルダやファイルは除外指定できません。
その他、除外設定の注意点についてはWrite filter exclusionsに記載がありますので参考にしてください。
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