“コマツ式”クラウド生産管理システムが販路を拡大生産管理ニュース

コマツのモノづくりが濃縮された組み立て加工業向け生産管理システムが基幹業務パッケージと連携を強化。海外生産拠点向けの機能とクラウド運用の利点を強みに販路を拡大する。

» 2012年01月11日 18時39分 公開
[原田美穂,@IT MONOist]

 中堅向け基幹業務パッケージ「AGENT3」を提供する東芝ソリューションは、2012年1月から、クオリカが開発した生産管理システム「AToMsQube」の販売を行う。東芝ソリューションでは、このAToMsQubeを自社の基幹情報システムAGENT3シリーズの1つに位置付けており、今後のAGENT3製品群のクラウド化の布石とする考え。

 クオリカは、建機メーカー大手コマツの情報システム部門からスタートしたソフトウェアベンダ。現在はコマツグループ以外の企業にも、自社における組み立て加工向け生産管理のノウハウをベースとしたシステムAToMsQubeを提供している。

 AToMsQubeはWebブラウザベースの生産管理システムで、日本語・英語・中国語に対応している。個別導入型、共有クラウド型、専用クラウド型の3つの形態を選択可能だ。MRPと製番管理手配の混在環境も想定しており、またマルチサイトでの運用も可能になっている。

AToMsQubeの機能概要 AToMsQubeの機能概要(クオリカのWebサイトから引用)

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