「Image Builder Wizard」を使用したインストールは至極簡単です。
RuntimeのDVDからターゲットデバイスをブートします(「Press any key to Boot from CD or DVD」が表示されますので[Enter]キーを押さないと普通ハードディクスから起動してしまいます)(画面1)。
DVDから起動すると「Image Builder Wizard」が立ち上がり、次のステップについての選択が行えます(この状態で[Shift]+[F10]キーを押すと、コマンドプロンプトが現れ、さまざまな操作を行うことが可能です)(画面2)(画面3)。
ライセンスアグリーメント(使用許諾契約)を確認して同意を行うことにより、先に進むことができます(画面4)。
OSイメージの作り方は、あらかじめテンプレートが用意されていますので、それを用いる方法(Using an existing template)、もしくは自分でコンポーネントを選ぶやり方(Create a custom image)があります(画面5)。
テンプレートは、
の5つが用意されています。
「Custom Image」を選択すれば、多数のコンポーネントから必要なものを手動で選ぶことが可能です。
[Next]ボタンをクリックすると、言語およびロケールの設定画面が表示されます(画面6)。
日本語およびIMEを使う設定も用意されています(画面7)。
画面8は、デバイスドライバの確認画面になります。
WES2009の場合、TAPを使用してシステムのデバイスの情報を収集してPMQ(Platform Manifest Query)ファイルを作成し、これを基にハードウェアのコンポーネントを作成したり、コンフィグレーションマクロを作成したりするのですが、Quebecでは、これらをインストール作業の一環として行えるようになっています。もちろんPMQファイルを指定して、デバイスの情報を「Image Builder Wizard」に与えることもできます。
次は、コンポーネントの選択になります(画面9)。
コンポーネントは大きく、
の2つになります。
それぞれカテゴリ別の階層に表示されますので、必要なコンポーネントを選択してOSに含めるパッケージを決定します。
「Switch view」をクリックすることで、リスト表示とカテゴリ表示を切り替えることができます。リスト表示の場合、インクリメンタルサーチが可能で、[アルファベット]キーを押すことでその文字のコンポーネントの個所に移動できます。この機能を用いて簡単に目的のコンポーネントを探し出すことが可能になっています。
[Resolve Dependencies]をクリックすると、コンポーネントを使用するために必要な依存性のあるコンポーネントが組み込まれ、次の段階に進みますが、その際、いくつか排他のコンポーネントがあるので、衝突があったコンポーネントのどちらかを選択することになります。
例えば、
などです。
コンポーネントの選択が終了すると、インストール先のデバイスの選択画面になります(画面10)。
ここまでの作業が完了すると、インストール作業がはじまります。インストールが完了するまで、しばし待ちます(画面11)(画面12)。
その後、再起動が自動的に行われ、セットアップが続行します(画面13)。
ここまでくれば(画面14)、後はWindows 7のセットアップと同様に、ユーザー名、ネットワークの設定、Windows Updateの設定、日付時刻の設定を行います。
途中、プロダクトキーを要求される画面(画面15)がありますが、プロダクトキーは提供されていませんので、そのまま先へ進んでください(画面16)(画面17)(画面18)。
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