ラティス、XVL Web Master Ver. 8.1の販売を開始担当者ごとに個別の配信が可能に

軽量3次元データフォーマットXVLを利用した作業指示書自動生成ツール「XVL Web Master」の新版である。各種のCADデータを同社のXVL StudioでXVL形式に変換した後に使うツールだ。

» 2009年08月05日 10時00分 公開
[原田美穂,MONOist]

 ラティス・テクノロジーは、同社の軽量3次元データフォーマットXVLを利用した作業指示書自動生成ツール「XVL Web Master」の最新版となる「XVL Web Master Ver. 8.1」の販売を2009年8月14日より開始する。基本構成での販売価格は100万円(税別)から。

 XVL Web Masterは、XVLで作成した部品ごとの形状データと、製品分解図などを統合して配信する機能を提供する。データは専用の閲覧ソフトのほか、Webブラウザ(Internet Explorer)での閲覧も可能だ。

 また、同社が提供するXVL Studioシリーズで別途事前に工程順序などを検証しておけば、組み付け時に発生する物理的な不整合による手戻りが解消できる。また、指示書の配布自体もインターネット経由で行えるため、国内外を問わず遠隔地への作業指示におけるリードタイム短縮が期待できる。

 従来、作業指示は工程全体を1単位として配信していたが、今回発売される新バージョンでは、作業担当者それぞれが自身の担当工程のみを参照できるようになった。

 これにより、それぞれの担当者が個別に担当工程の作業のみを繰り返し確認したり、コマ送りによる詳細な作業工程の確認がよりスムーズに行えるようになったとしている。

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