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「旦那さんのクルマ?」「お父さんから借りたの?」と思われないクラウンへ自動車業界の1週間を振り返る(2/2 ページ)

さて、今週はトヨタ自動車の「クラウン」がフルモデルチェンジし、新モデルが世界初公開されました。以前から、「セダンではなくSUVになるらしい」「海外でも販売するらしい」と報じられてきましたね。

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 公開されている資料を見ると、プラットフォームは興味深い構造です。新型クラウンのプラットフォーム名は「TNGA Kプラットフォーム」で、前後の足回りは「SUVプラットフォーム」、キャビンは「SDNプラットフォーム」を組み合わせた構造となっています。クラウン(クロスオーバー)以外の3モデルではどのように構造が変わるのか、気になりますね。


クラウン(クロスオーバー)のプラットフォーム[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

クラウン(クロスオーバー)のパッケージング[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車
クラウン(クロスオーバー)(左)とクラウン(スポーツ)(右)のサイドビュー[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車
クラウン(セダン)(左)。クラウン(エステート)(右)のサイドビュー[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

 さて、クラウン(セダン)やクラウン(スポーツ)、クラウン(エステート)についてはあまり情報が明かされませんでした。開発した順番はクロスオーバー→セダン→スポーツとエステートで、販売の順番も同様になると社長の豊田章男氏はほのめかしていました。

 クラウン(クロスオーバー)以外の3モデルのパワートレインについても、現時点では分かっていません。トヨタのミッドサイズ・ビークルカンパニー プレジデントである中嶋裕樹氏は「地域やお客さまのニーズに応じて、フラグシップとして、カーボンニュートラルやファントゥドライブの面でふさわしいものを用意する」とコメントしました。

 パワートレインについては、見逃せないヒントもあります。SNSでたくさんの人が見つけていましたが、トヨタが2021年12月に披露したEV(電気自動車)のコンセプトカーの中にクラウン(スポーツ)と全く同じに見えるクルマがあるのです。パラレル方式のHEV、EVと来るのであれば、FCV(燃料電池車)の進化も期待したいですよね。

クラウン(スポーツ)(左)とコンセプトカーの「Crossover EV」(右)

→過去の「自動車業界の1週間を振り返る」はこちら

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