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【ETWest2013】“モノ”と“モノ”がつながる時代を支えるM2Mクラウド技術組み込みイベントリポート(3/3 ページ)

西日本唯一の組み込み専門技術展「Embedded Technology West 2013」が、2013年6月13〜14日の2日間、インテックス大阪で開催された。“ヒト”と“モノ”がつながる時代から、“モノ”と“モノ”がつながる時代が到来。そこに必要不可欠なM2M(Machine to Machine)技術に関する展示が目立った。

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「電子工作」で組み込み技術を身近に楽しむ

 がじぇっとるねさすのブースでは、ミニセッションと新発売のGR-KURUMIの抽選会を実施。GRリファレンスボードはUSBやEtherが標準で搭載された高性能な「GR-SAKURA」と、電池1本で動く省電力な「GR-KURUMI」の2種類がある。プログラムは、クラウド型のWebコンパイラ上で作成する。「昼休みに会社でプログラム、退社後は自宅のPCで続きを開発できます」(説明員)といつでもどこでも電子工作を楽しめるとアピールした。

 SAKURAボードは、Arduinoとの互換性があるため既存のサンプルプログラムを利用して、LEDを光らせたり音を鳴らしたりがカンタンにできる。「電子工作を始めるために勉強するのではなく、まず動かして楽しむことからモノづくりを始めてほしい」(説明員)という。

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GR_SAKURAのデモンストレーション
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ユーザーの作品例。手前のセンサーに手をかざすと奥のLEDが点灯する

 RSコンポーネンツのブースでは、名刺サイズのLinux PC「Raspberry Pi」と新発売の専用カメラモジュールを展示。カメラモジュールは20×25×10mmのサイズで、500万画素のセンサーを備え、2592×1944ピクセルの静止画、1080p、30fpsの動画を撮れる本格的なもの。デモンストレーションを見ると、画角も広くレスポンスも速かった。

 2012年2月にRaspberry Piの発売を開始したときは、1秒間に700オーダーが入りサーバがダウンしたそうだ。今回のカメラモジュールも既に初期生産分を完売。今秋頃には生産体制が整う見込みという。

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小型のカメラモジュール
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小さいながらも画角が広く、映像もきれいだった

 例年通り会場ではETロボコンの公式コースが用意され、ETロボコンの紹介やミニセッションが実施された。2日目には、2012年度の競技ルールでETWest杯を開催。7チームが出場した。

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2012年度公式コースでETロボコン ETWest杯を実施
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ETWest杯参加者とスタッフ記念撮影
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