組み込みとスマートエネルギーの融合――ETWestとSEJ in Osakaが同時開催:親和性の高さをアピール
西日本唯一の組み込み専門展「Embedded Technology WEST」とスマートエネルギー展「Smart Energy Japan」が同時開催へ。電力の配電・給電制御や消費電力の見える化、ZigBee、環境発電など、組み込みとスマートエネルギーの親和性の高さをアピール。
インテックス大阪(大阪府大阪市)で2012年6月14、15の両日に開催される西日本唯一の組み込みシステム技術専門展示会「Embedded Technology WEST(ETWest)2012」が、新エネルギー、スマートグリッド関連分野の専門展示会「Smart Energy Japan(SEJ) 2012 in Osaka」と同時開催されることが明らかになった。組み込みシステムの中でも最も注目度が高く、また成長著しい分野であるスマートエネルギーの展示会・カンファレンスが同時開催されることで、従来を大きく上回る大規模な展示会となることが見込まれる。
2006年の第1回から過去6回開催されている「ETWest」は、毎回、時代のニーズを反映したテーマを掲げてきた。2011年6月に開催された「ETWest2011」では、スマートエネルギーの特設コーナーを設けたほか、エネルギー関連のカンファレンスも多数実施され、過去最高となる4900人強の来場者を集めた(関連記事「【ETWest2011】組み込み技術の最新トレンドが凝縮!! 関西版Embedded Technology展を見てきた」)。
一方SEJは、ETWestの企画・推進を長年担当してきたICSコンベンションデザインが主催者となり、2011年に初めて東京ビッグサイトで開催(ENEX2011と同時開催)。約1万3000人の来場者を集めた。
SEJには、電力の配電・給電制御や消費電力の見える化ソリューション、ZigBee、環境発電など、組み込みシステムに関連の深い企業が多く出展していることから、今回大阪では初開催となる「SEJ Osaka」を「ETWest」と同時に開催することとなった。出展者はもちろん、来場者にとってもメリットの大きい同時開催となりそうだ。
先日、大阪市内で開催された両展示会の開催発表会で、ICSコンベンションデザインの西潟将生課長は「エネルギー分野の来場者増が見込めること、リチウムイオン電池・太陽電池の大規模生産開発拠点が数多く存在する関西圏のバッテリーメーカーの来場者が見込めること、直近の省エネ・節電対策などエネルギーマネジメントへの関心が高まっており一般企業の来場も見込めること、カンファレンスのテーマ拡大により目的意識を持った質の高い来場者が見込めること、など同時開催によるメリットは多い。単独開催だったETWest2011の実績(118社、153小間)を上回る150社、200小間の開催規模で来場者7000人を見込んでおり、セミナーは全70セッション・聴講者5000人(前回52セッション・3932人)を目指している」と語った。
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2011年6月16、17日の2日間、インテックス大阪で「Embedded Technology West 2011/組込み総合技術展 関西」が開催された。本稿では、ETWest2011会場で筆者が注目した展示デモの模様を中心にレポートする。 - 連載記事「組み込みイベントレポート」
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